911陰謀論
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に関する陰謀論(陰謀説)。911陰謀論は大雑把に次の3つに分けることができるだろう。
- 積極的関与説:911テロはアメリカ政府自身が事前にすべて計画・準備し、実行したもので、アル・カーイダは存在しないか、したとしてもCIAの手先であった。(いわゆる「自作自演説」) 世界貿易センタービル(ワールドトレードセンター、WTC)の破壊は、爆破解体(制御解体)によるものである、ペンタゴンに突入したのは巡航ミサイルか無線誘導の無人機である、ユナイテッド93便はミサイルにより撃墜された、などと主張している。
- 消極的関与説:テロを実行したのはイスラム系テロリスト集団のアル・カーイダである。しかし、アメリカ政府はテロの情報を事前に察知していたにもかかわらず、わざとその実行を見過ごした。
- 事後隠蔽説:情報・捜査機関、軍部の連携不足や怠慢と油断のために、テロの発生を防げなかった。そこで、米政府高官らは責任追及を逃れるため、テロ発生後に自分たちの失態を隠蔽しようとした。
この中で一番可能性の高いのは3番目の事後隠蔽説であろう。実際にNORAD高官は911委員会に対して虚偽の証言をしているし(NORADとFAAを参照)、911委員会に対してさまざまな圧力がかかっていた(9/11独立調査委員会を参照)。しかし、なぜか実際に一番人気があるのは、一番可能性の低い積極的関与説(自作自演説)である。よって、ここでも自作自演説を中心に取り上げていく。
911陰謀論者は、メディアが報道する画像などの中から、矛盾点や不自然な点を見つけだし、それを陰謀の根拠とするが、陰謀論を支持するような証拠はない。陰謀の首謀者や共謀者とされる人物や団体が、「威力脅迫および腐敗組織に関する連邦法」(RICO)などに基づき告訴されたことはあるが、いずれも裁判所に証拠不十分などの理由で棄却されている。(文献1)
単純に考えただけでも、911陰謀論は証拠がないだけでなく矛盾も多い。
- ツインタワー(WTC1, 2)はボーイング707が突入しても崩壊しないように設計されていたので、制御解体が行われたのだと陰謀論者は主張する。しかし、それならなぜ崩壊しないはずのビルをわざわざ根こそぎ制御解体する必要があったのだろうか?イラク戦争開戦の口実がほしいだけなら、旅客機を突入させ、建物の一部を崩壊させるだけで十分ではなかったのか?ツインタワーの崩壊は旅客機が突入した部分から始まっている。それでも制御解体なのだろうか?旅客機の突入とその後の火災で、なぜ仕掛けられていた爆発物は誘爆しなかったのだろう?
- 旅客機が突入してもいないWTC7まで制御解体するのは、単にリスクを広げるだけなのではないか?そもそも、超高層ビルが3棟も制御解体されたというのに、点火用のプラグやケーブル、コードといった証拠物品が一切押収されていない。爆薬を仕掛けるところを見た者もいないし、仕掛けられたことに気づいた者もいない。しかも旅客機突入からビル倒壊までWTC2は56分、WTC1は1時間42分かかっている。さらに最初の突入から8時間以上経ってからWTC7は倒壊した。どうしてこんなに時間を空けてから制御解体したのか、なんの合理的説明もない。
- ペンタゴンに突入したのがアメリカン航空77便ではないとすると、77便はいったいどこへ消えてしまったのだろう?ペンタゴンからは77便の乗員乗客(テロリストも含む)の遺体も見つかっている。ペンタゴン以外の場所で77便やその一部が発見されたことはいない。どこからか遺体がペンタゴンに持ち込まれたという証拠も一切ない。
- ユナイテッド航空93便も乗客の反攻により墜落したのではなく、撃墜されたのだと陰謀論者は主張する。実際に93便については撃墜命令が出ていたが、間に合わなかったことがわかっている。なぜわざわざ墜落を捏造する必要があるのだろう?しかも、飛行中の飛行機から携帯電話による通話は不可能であり、乗客から家族にかけられた電話はすべて捏造であったと陰謀論者は主張する。しかし、93便が撃墜されたという証拠も、電話が捏造されたという証拠も一切ない。そもそも不可能なはずの電話をなぜわざわざ用意周到に捏造する必要があるのだろうか。その他のハイジャック機からも電話はかかってきており、すべてを捏造するのはとても可能とは思えない。
- そもそもハイジャック機は誰が操縦してたのだろうか?ペンタゴンに突入したのが77便ではなかったとしても、93便は撃墜されたし、175便と11便はどうやらツインタワーに突入したらしい。誰が自爆攻撃に使われる飛行機を操縦していたのだろう?まさか、ブッシュ・チェイニー政権のためなら、命も惜しまないという熱狂的な支持者がいたというのだろうか?自国の同胞をためらわずに殺すことのできる自殺志願者がいたとでもいうのだろうか?それとも93便は撃墜されておらず、ツインタワーに突入したのも175便と11便ではない別の何かだというのだろうか?だとすると、4機もの旅客機とその乗客はどこに消えたのだろう?それとも旅客機は、乗員乗客を乗せたまま、無線で遠隔操作されていたのか?
911陰謀説肯定派の考えた陰謀のシナリオとしては掲示板「★阿修羅♪」で「攻撃シナリオ404」なるものが公開されている。これによると、いかにしてハイジャックが行われたかということに関して以下のように書かれてある。
もちろん実際にこうしたことが起こったという証拠も可能だったという証拠もない。そもそも「コンピュータを乗っ取る」とは、コンピュータのどのような状態を意味しているのだろうか?コンピュータを「乗っ取る」とどうして自動操縦が可能になるか、まったくなんの技術的説明もない。これでは妄想だと言われても仕方ないだろう。1. フライトの乗員・乗客を意識不明にして、機内の出来事を全く伝えられないようにする。
2. 飛行コンピュータを乗っ取り、自動操縦で飛行機が標的まで自動操縦されるようにする。
ジャーナリストのマット・タイッビ氏(Matt Taibbi)は911陰謀論の非論理性を痛烈に批判する記事「THE LOW POST: I, Left Gatekeeper」(Posted Sep 26, 2006 12:14 PM)をRolling Stone誌に書いている。AztecCabalの『マット・タイッビ「9/11陰謀論の望みゼロのバカさ加減」』(2007-09-20)でその邦訳を読むことができる。
そもそもこうした世界規模の大陰謀が本当に実行可能なのか?という点に関して、以下のような疑問に陰謀論者はきちんと答えようとしない。
- 人員や資材、資金をどうやって調達したのか?
- 多数の人員がかかわったと思われる大陰謀であり、民間・官庁を問わずさまざまな調査が行われているにもかかわらず、どうやったら機密の隠蔽が可能なのか?
- 誰がいったい何のために陰謀を実行したのか?多大なリスクの見返りとして、十分な利益が本当にあったのか?
「Impossible conspiracies」(文献2)によると、BBCの取材に答えて、ブッシュ大統領の対テロリズム・チーフアドバイザーのRichard Clarke氏も同様に911陰謀論が不可能な理由として、「陰謀論は極めて複雑であり、その実行には多数の動員が必要だった」、「隠蔽が難しすぎる」といった二点を挙げている。さらにClarke氏は、911事件に関するどんな陰謀も、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領にとっては致命的にハイリスクであるとして、以下のようにも述べている。
彼らにとってのリスクは個人的なものだ。彼らは残りの人生を刑務所で送ることになるかも知れないし、歴史を通じてその悪名を残すことになるだろう。彼らの政党も破壊されるだろう。彼らが彼らの政党や家族や自分自身のためにしてきたことすべてが、完全に粉砕されるのだ
また陰謀論者は、陰謀に否定的な調査結果や報道に一切目を向けようとしない。なぜなら、それらは情報操作された結果だと彼らは解釈するからだ。おそらくSkeptic's Wikiもこれで、「イルミナティ」やら「新世界秩序」(New World Order)に洗脳されているとみなされることになるだろう。ちなみに、「★阿修羅♪」掲示板によると、「検証するする詐欺サイト「Skeptic's Wiki」の望みゼロのバカさ加減www(2ちゃんねる)」(投稿者 馬鹿まるだし 日時 2009年9月11日 23:09:06)だそうな。
公式見解を支持する証拠はすべて捏造であり、陰謀論を支持する証拠はすべて隠蔽されている、といったような屁理屈がまかり通るようであれば、どんな妄想でも成立してしまう。また、陰謀論を支持するような証拠が本当にまったく無かったとしても、「証拠は隠蔽されている!」と言い続ける限り、陰謀論は「死なない」。
ただし、公式見解も完璧ではない。911テロ事件は明らかにアメリカ政府の大失策であり、FBIやCIAなどの関係機関の中には責任追及を明確にされたら困る人物もいるだろう。同時多発テロ事件に関する独立調査委員会の最終報告書「The 9-11 Commission Report」が制作された時もかなりの抵抗があったとされる。(文献3) 責任の所在が曖昧にされている可能性もあるし、軍事機密に関することは当然記述されていないだろう。詳細は9/11独立調査委員会 (911陰謀論)の項目を参照。
どんな国の政府もウソをつくことはあるし、露呈した陰謀の例も過去にはある。しかし、陰謀がばれたのは捏造などの証拠が見つかった場合である。自作自演の911陰謀論には直接的な証拠はなく、陰謀支持派の論理の破綻と調査の不十分さばかりが目立つ。
「9/11委員会レポート ダイジェスト」の監修・翻訳を務めた松本利秋氏は、この本の「おわりに」で次のように述べている。
実はこの報告書に記述されているテロリストたちの詳細な動向は、すべてこれら情報機関がつかんでいた情報を再編成したもので、当時、それらは断片的な情報として処理され、これほどの事態に繋がるとは誰も思わなかったのである。これらの情報をつかんでいたなら、当然事前にふせぐことができただろうと誰しも思うところであろう。
それらの事柄から、この報告書を読むと、「アメリカ政府は事前にこれを知っており、石油利権獲得のためにイラク攻撃をしたくて9・11のテロ攻撃を黙認した」という仮定を基調とする陰謀説がでるのもむべなるかなという感がある。
なお、「陰謀論を否定するかしないか」ということと、「アメリカのイラク侵攻を支持するかしないか」は別問題であり、切り離して考えなくてはいけない。陰謀論は否定するが、その後のアメリカ合衆国政府の対応は支持しない、という立場をとることには何も問題はない。
911同時多発テロ事件についてアメリカ政府の取った対応には、追及されるべきさまざまな問題があったのは事実だろう。しかし、「自作自演説」のようなトンデモを持ち出すことは、追及の矛先をそらす結果になり、真に追及されるべきことが追及されないままになりかねない。911陰謀論の出現をほんとうに喜んでいるのはアメリカ政府そのものなのかもしれない。
陰謀論者の論法
陰謀論者と議論を重ねるとわかることだが、経験を積んだ911陰謀論者は、次から次へと疑惑をまくしたてるが、誰が真犯人か?などという核心についての仮説を立てるようなことはせず、自ら検証するという態度も取らない、という論法をよく使う。
「ブッシュの陰謀だ!」とか「闇の組織の仕業だ!」と結論をはっきり言ってしまうと、「ぷぷぷ、やみのせかいせいふだってよ(笑)」、「じゃあ、ハイジャック機に誰が乗ってたの?」、「いつどうやって誰が制御解体用の爆発物を、誰にも気づかれずにしかけたの?」「77便はどこ行った?」などとさんざん突っ込まれてしまう。
そういうことにならないように、したたかな陰謀論者の論調はつぎのようなものになることが多い。
いいえ、私は知りません。私は調査機関の人間じゃないんだから当り前でしょ。私は単に質問をしてるだけなんですよ。質問しちゃいけないんですか?陰謀だとも言ってません。911テロ事件には、これだけおかしな点があるんですよ。その後のイラク戦争も含めて大勢の人が亡くなってるんですよ!なにも疑問に感じないほうがおかしいでしょ?なにが起こったかなんて誰にもわかりませんよ。公式見解なんて信じるのはどうかしてます。だから我々は再調査を要求してるのです。
各項目
「WTC1,2の倒壊 (911陰謀論)」
「WTC7の倒壊 (911陰謀論)」
「ペンタゴンへの攻撃 (911陰謀論)」
「ユナイテッド航空93便の墜落 (911陰謀論)」
「デヴィッド・レイ・グリフィン博士 (911陰謀論)」
「NORADとFAA (911陰謀論)」
「テロリストとアル・カーイダ (911陰謀論)」
「9/11独立調査委員会 (911陰謀論)」
「ウィリアム・ロドリゲス (911陰謀論)」
「純粋水爆説 (911陰謀論)」
「ナノサーマイト (911陰謀論)」
「ラリー・シルバースタイン (911陰謀論)」
「藤田幸久 (911陰謀論)」
「バリー・ジェニングス氏 (911陰謀論)」
「日本における動向(911陰謀論)」
「その他 (911陰謀論)」
関連リンクと書籍
911陰謀論に批判的な海外のサイト
- 「Post 9/11 Conspiracism」 PublicEye.org, The Political Research Association
- 「Debunking 9/11 Conspiracy theories and Controlled Demolition Myths」
- 「911Myths... Reading between the lies」
- 「9-11 Loose Change Second Edition Viewer Guide」
- 「9/11 Guide」
- 「Debunk 911 Myths」
- 「Internet Detective - Loose Change」
- 「Debunking the 9/11 Myths: Special Report」 Popular Mechanicsの有名サイト(Published in the March 2005 issue)
- 「RKOwens4」:YouTubeのユーザー。 9/11の歴史的正確性を守るため、陰謀論の露骨なウソをあばくことを目的とする「9/11 Debunked」シリーズの動画をYouTubeで配信している。
- 「Screw Loose Change」:反「911-Truthers」なブログ
- 「Links for 9/11 Research」:Mark Robertsのサイト
- 「World Trade Center Building 7 and the Lies of the "9/11 Truth Movement"」 Mark RobertsのWTC7に関するページ
- 「William Rodriguez, Escape Artist:To a hero of 9/11, the truth is a straitjacket」 Mark Robertsのウィリアム・ロドリゲスに関するサイト
- 「Identifying Misinformation」:USINFO.STATE.GOVのサイト。さまざまな陰謀論に対するアメリカ政府の反論をみることができる。
- 「The Conspiracy Files」:イギリスのBBC(英国放送協会)のサイト。このシリーズで911陰謀論は2回取り上げられており、今のところ、それらはGoogle Videoなどで鑑賞することができる。
- 「9/11 Conspiracy Theories」 James Randi Educational Foundation (JREF)の911陰謀論フォーラム
- 「9/11: Science and Conspiracies」 National Geographic Channel
911陰謀論に批判的な日本語サイト
- 「PULL IT (ボーイングの行方)」 msqさんのサイト
- 「ペンタゴンに突入したボーイング」 アメリカ土木学会(American Society of Civil Engineers)の調査報告書『Pentagon Building Performance Report』などに基づいて検証しているサイト。
- 「翻訳前のアメリカ。」 鈴木すずきちさんのサイトでも陰謀論への批判的な記事を読むことができる。
- 「9.11陰謀論」 「軍事板常見問題&良レス回収機構」の「テロリズムFAQ」内の項目。なかなかよいことが書かれている場合もあるが、なんせ「2ちゃんねる」の軍事板の初心者スレッド等から抜粋,纏めたレスなので、その信頼性は約80%と推計されている。ソースが明記されていないものは特に要注意。
- 「kikulog:カテゴリー>>陰謀論>>9.11陰謀論」 大阪大学サイバーメディアセンター菊池誠教授のブログ
- 「南雲和夫の非理法権天―根源主義者の主張」 南雲和夫氏のブログ
- 「9.11同時テロ自作自演説」 「たんぽぽのなみだ〜民法改正運動の内幕」 別館、疑似科学(にせ科学)の部屋
いわゆる公式調査報告やその他の資料
- 「9/11 Memorial」
- 「Congressional Reports: Joint Inquiry into Intelligence Community Activities before and after the Terrorist Attacks of September 11, 2001」 上下両院合同の911調査委員会の報告書
- 「9-11 Commission Report」:911委員会の最終報告書
- 「9/11委員会レポート ダイジェスト」:同時多発テロに関する独立調査委員会 (著), 松本利秋 (翻訳), ステファン丹沢 (翻訳), 永田喜文 (翻訳)、WAVE出版 (2008/5/22) ただし、この本は誤訳が多いので、原著を参照することを推奨する。
- 「About the Commission」 同時多発テロ事件に関する独立調査委員会(9-11 Commission)のアーカイブ
- 「9-11 Commission Report」:911委員会の最終報告書
- 「Staff Monographs」 911委員会のスタッフ・モノグラフ
- 「Frequently Asked Questions About the 9-11 Commission」 911委員会についてのFAQ
- 「9/11 Commission Records」 The National Archives
- 「World Trade Center Building Performance Study」:アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)の予備調査報告
- 「NIST and the World Trade Center: Publications」:米国標準技術局(NIST)のツインタワーに関する調査報告書。膨大な量の文献がある。
- 「NIST NCSTAR 1A: Final Report on the Collapse of World Trade Center Building 7」 WTC7に関するNISTの最終報告書はこちらからダウンロードできる。
- 「Pentagon Building Performance Report」: アメリカ土木学会(ASCE)の調査報告書
- 「Electronic Reading Room」 国家運輸安全委員会(NTSB)のサイト。各ハイジャック機の飛行経路について資料が公開されている。
- 「September 11 Television Archive」 Internet Archive、9/11当日に放送されたニュース番組のアーカイヴ
- 「Complete 911 Timeline」 History Commons、911関連のニュースを時系列で集めたボランティアサイト
- 「9/11 Attacks and Investigation Images」 FBI Records: The Vault
911陰謀論に批判的な書籍
- 「Debunking 9/11 Myths」:Brad Reagan (編集), David Dunbar (編集) 、Hearst Books (2006/8/28) Popular Mechanicsによる陰謀論への反論。この本には、2008年に共和党の大統領候補だったジョン・マケイン(John McCain)氏が序文を寄せている。
- 「陰謀論の罠」:奥菜 秀次、光文社 (2007/4/24)
911関連書籍
- テロリスト関連
- 「The Looming Tower」 by Lawrence Wright、Knopf (August 8, 2006) 、「倒壊する巨塔<上><下>―アルカイダと「9・11」への道」(平賀 秀明:翻訳、白水社 (2009/08) )として邦訳されている。
- 「Perfect Soldiers」 by Terry Mcdermott、HarperCollins (May 3, 2005)
- 「Ghost Wars」 by Steve Coll、Penguin Press HC, The (February 23, 2004)
- 「テロリストの軌跡」 朝日新聞アタ取材班 (著)、草思社 (2002/04)
- 「アルカイダ」 ジェイソン バーク、講談社 (2004/9/11)、「Al-Qaeda: The True Story of Radical Islam」(Jason Burke, Penguin Books Ltd (2004/8/26))の邦訳
- 世界貿易センター関連
- 「102 Minutes」 by Jim Dwyer、Kevin Flynn、Times Books; 1st edition (December 23, 2004) 邦訳として「9・11生死を分けた102分」(三川 基好 訳、文藝春秋)がある。
- 「Report from Ground Zero」 by Dennis Smith、Viking Adult; 1st edition (March 18, 2002)
- 「Nine Months at Ground Zero」 by Glenn Stout、Charles Vitchers、Robert Gray、Joel Meyerowitz、Scribner (April 25, 2006)
- 「September 11: An Oral History」 Dean E. Murphy、Doubleday (2002/8/27)、日本語訳として「マンハッタン、9月11日―生還者たちの証言」(翻訳:村上 由見子、中央公論新社 (2002/09) )がある。
- 「建築防災」:財団法人「日本建築防災協会」が発行している月刊誌
- 「No.316 2004/5月号」 ◆特集「ニューヨークWTCテロ災害(その1)」
- 「No.317 2004/6月号」 ◆特集「ニューヨークWTCテロ災害(その2)」
- ペンタゴン関連
- 「Firefight」 by Patrick Creed、Rick Newman、Presidio Press; 1 edition (May 27, 2008)
- 「Pentagon 9/11」 by Alfred Goldberg, Sarandis Papadopoulos, Diane Putney, Nancy Berlage, Rebecca Welch, Office of the Secretary, Historical Offi (September 5, 2007)
- ユナイテッド93便関連
- 「Among the Heroes (Flight 93)」 by Jere Longman、Harper Paperbacks (August 5, 2003) 邦訳として「ユナイテッド93」(原口 まつ子 訳、光文社)がある。
- 911委員会関連
- 「Without Precedent」 by Thomas H. Kean、Lee H. Hamilton、Vintage (April 24, 2007) 9/11独立調査委員会の委員長と副委員長による著書
- 「The Commission」 by Philip Shenon, Twelve (January 31, 2008)
- その他
- 「Against All Enemies」 by Richard Clarke、Free Press (September 14, 2004) : ホワイトハウスの対テロリズム・チーフアドバイザー:リチャード・クラーク(Richard Clarke)の回顧録。邦訳としては「爆弾証言 すべての敵に向かって」(徳間書店、2004/6/5)がある。
- 「See No Evil」 Robert Baer, Three Rivers Press (January 7, 2003)、日本語訳として「CIAは何をしていた?」(翻訳:佐々田 雅子、新潮社 (2005/12) )がある。
- 「The Ground Truth」 John Farmer, Riverhead, 9/8, 2009
その他
参考文献
- 「911 conspiracy theoriesのCourt casesの項目」 From Wikipedia, the free encyclopedia
- 「Impossible conspiracies」 BBC News, The Editors, Mike Rudin 8 Jul 08, 03:27 PM
- 「Criticism of the 9/11 Commission」 From Wikipedia, the free encyclopedia
- 「September 11, 2001 attacks」 Wikipedia, the free encyclopedia
- 「9/11 conspiracy theories」 Wikipedia, the free encyclopedia
- 「Collapse of the World Trade Center」 Wikipedia