その他:用語
懐疑主義団体など
- ASIOS
- Association for Skeptical Investigation of Supernatural。2007年11月に設立された日本の懐疑主義団体。ただし、この会は「超常現象が好きなメンバーが集まり、真相を追究していく」ことを第一の目的としているので、疑似科学批判を行うような啓蒙を目的とした団体ではない。
- ASIOSのホームページ
- Australian Skeptics
- オーストラリアの懐疑主義団体。
- Australian Skepticsのホームページ
- CSICOP (サイコップ)
- アメリカで最も大きい懐疑主義団体で、正式名称は「Committee for the Scientific Investigation of Claims of the Paranormal」(超常現象だという主張の科学的調査委員会)、通称「CSICOP」(サイコップ)で長年親しまれてきたが、2006年に結成30周年の節目を機に、正式名を「Committee for Skeptical Inquiry」(懐疑的な調査(研究)のための委員会)、通称「CSI」(シーエスアイ)へと変更した。会誌には『Skeptical Inquirer』(スケプティカル・インクワイアラー/懐疑的な調査者)があり、隔月で発行されている。
- Committee for Skeptical Inquiryのホームページ
- James Randi Educational Foundation(JREF、ジェイムズ・ランディ教育基金)
- 「超常現象100万ドルチャレンジ」などを主催する団体。「100万ドルチャレンジ」については「超常現象の謎解き」というサイトの「ランディのサイキック・チャレンジ」のページに詳しく日本語で解説されている。
- James Randi Educational Foundationのホームページ
- Japan Skeptics (ジャパン・スケプティックス)
- 超常現象を懐疑的に研究する(はずだった)団体。現在の会長は宇宙物理学者の松田卓也氏。しかし、懐疑主義の啓蒙活動を行ったり、ニセ科学批判を積極的に展開している様子はない。日本版CSICOPやSkeptic Societyの誕生を期待していた人たちを失望させた。「超常現象井戸端会議」との批判もある。
- Japan Skepticsのホームページ
- National Center for Science Education(NCSE、全国科学教育センター)
- 公立の学校における科学教育から「科学的創造論」を閉め出し、「進化論」の教育を防衛する団体。
- NCSEのホームページ
- National Council Against Health Fraud(NCAHF)
- インチキ療法や健康法を積極的に批判するアメリカのNPO団体
- NCAHFのホームページ
- Prometheus Books
- 懐疑本をいろいろ出してる出版社。
- Prometheus Booksのホームページ
- Quackwatch(クワックウォッチ)
- インチキ医療や健康法に関する情報を発信しているサイト。ホメオウォッチの上部組織。
- Quackwatchのホームページ
- The Skeptic's Dictionary
- 懐疑論者の辞書。日本語版もあるけど2000年から更新されていないみたい。楽工社から日本語訳「懐疑論者の事典(上)」、「懐疑論者の事典(下)」として出版されました。なお、HPのほうは常時更新されている。
- The Skeptic's Dictionary (ホームページ)
- Skeptic's Dictionary for Kids (キッズ版「懐疑論者の辞典」)
- Skeptic News
- 懐疑論的ニュースと最新トピック
- Skeptic Newsのホームページ
- Skeptics Society (スケプティックス・ソサエティ)
- CSICOPと共にアメリカを代表する懐疑主義団体。扱う対象は、歴史修正主義や人権問題など、社会派ものも含まれる。会誌として『SKEPTIC』誌を発行。巻末には子供向けの「Junior Skeptic」(ジュニア・スケプティック)という別冊風の特集も組んでおり、教育にも力を入れている。
- Skeptics Societyのホームページ
懐疑主義者
- ジェイムズ・ランディ(James Randi)
- ランディについてはジェイムズ・ランディ (James Randi)の項目を参照してください。
- テレンス・ハインズ(Terence Hines)
- 著書としては次のようなものがある。「Pseudoscience and the Paranormal」には初版と第2版があり、若干内容が異なる。「ハインズ博士「超科学」をきる」は初版を2冊に分けたもの。
- 「ハインズ博士「超科学」をきる−真の科学とニセの科学をわけるもの−」 化学同人 (1995/03)
- 「ハインズ博士「超科学」をきる―臨死体験から信仰療法まで」 化学同人 (1995/12)
- 「Pseudoscience and the Paranormal」 2nd edition, Prometheus Books
- マイケル・シャーマー(Michael Shermer)
- 英語版Wikipediaの「Michael Shermer」の項目。Skeptics Societyの創立者。Skeptics Societyのサイトに行くとシャーマーが登場するYouTubeのビデオがいくつかリンクされているので、ここで紹介しておく。シャーマーはなかなかの男前である。
- 「Michael Shermer Firewalking Across Hot Coals」: 火渡りに関するビデオ。
- 「Michael Shermer Out of Body Experiment」: 臨死体験に関するビデオ。
- 「Michael Shermer Remote Viewing Experiment Part 1」: リモート・ビューイングに関するビデオ、その1。
- 「Michael Shermer Remote Viewing Experiment Part 2」: リモート・ビューイングに関するビデオ、その2。
- 「Michael Shermer on How to Fake UFO Photographs」: UFOのニセ写真の作り方のビデオ。
- 「Michael Shermer Spoonbending」: これについてはスプーン曲げの項目を参照してください。
シャーマーの著書としては次のようなものがある。
- 「なぜ人はニセ科学を信じるのか―UFO、カルト、心霊、超能力のウソ」 早川書房 (1999/02)
- マイケル・フリードランダー(Michael W. Friedlander)
- 著書としては次のようなものがある。
- 「きわどい科学 ウソとマコトの境域を探る」 白揚社 (1997/04)
- マーティン・ガードナー(Martin Gardner)
- 英語版Wikipediaの「Martin Gardner」の項目。著書としては次のようなものがある。
- 「奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究」 早川書房 (2003/01)
- 「奇妙な論理〈2〉なぜニセ科学に惹かれるのか」 早川書房 (2003/02)
- 「インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説」 光文社 (2004/8/24)
- ロバート・ パーク(Robert L. Park)
- 英語版Wikipediaの「Robert L. Park」の項目。スケプティックとしてはかなり癖のある人物のようで、有人宇宙開発に対して批判的な意見を持っている。著書としては次のようなものがあるが、その日本語タイトルはちょっと変。
- 「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス」 主婦の友社 (2001/03)
- Edzard Ernst
- サイトはこちら→Edzard Ernst
- 「A legacy of scepticism」 Published online 30 May 2011, Nature, Daniel Cressey
国内で疑似科学批判を行っている科学者
- 天羽優子
- 山形大学理学部物質生命化学科物質構造化学講座准教授。おもに水関連の疑似科学批判を行っている。
- 「複雑系物質学研究グループ」:本人ホームページ
- 「事象の地平線」:ブログ
- 「富永研究室びじたー案内」:お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科 冨永研究室のサイト
- 「水商売ウォッチング」
- 「水のクラスター −伝搬する誤解−」
- 「ゲストブック兼掲示板」:掲示板
- 「TOSSウォッチング掲示板」
- 「ニセ科学掲示板:一般用」
- 「平成19年(ワ)第1493号 損害賠償等請求事件」
- 「水商売ウォッチング in action」
- 「平成19年(ワ)第1493号 損害賠償等請求事件に関する掲示板」
- 菊池誠
- 大阪大学サイバーメディアセンター大規模計算科学部門教授。
- 「菊池誠の物理ページ」:ホームページ
- 「kikulog」:ブログ
- 「信じるな疑え! 「ニセ科学」批判の菊池教授に聞く」:ASCIIのインタビュー記事(2008年03月30日、文:秋山文野、写真:小林 伸)
- 「場の議論:なぜ、人は「二セ科学」に弱いのか?」 Litera Japan メールマガジン #01, (2010年8月31日配信)
著書として「信じぬ者は救われる」(かもがわ出版、香山リカと共著)がある。
筑摩書房のウェブサイトでエッセイ「科学者にも怖いものはある」を連載している。
その他
- 「忘却からの帰還」
- 「食品安全情報blog 」