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ネッシー


gekai11.jpg恐竜(プレシオサウルス)の生き残りではないか?などとも言われているUMAである。

最も有名だった、通称「外科医の写真」が捏造ものだったということがニュースになると、日本では一気に表舞台に上がることはなくなってしまった。

この写真は、1934/4/1(エイプリルフール)に産婦人科医であるロバート・ケネス・ウィルソンが撮ったものとされる。

日本でもニュースになった暴露は、1993/11に90歳で亡くなる直前だったウィルソンの関係者、クリスチャン・スパーリングが行った。
それは、ブリキのおもちゃに粘土で首をつけたものだったという。

一般人はみな「ネッシーなんかいないんだ」と考えたが、ネッシーを信じる人は引き下がらなかった。
“スパークリングが嘘をついている”、“証言だけじゃ証拠にならない”などなど。

0123.jpg実は、熱心なマニアの間では外科医の写真が作り物であることは、この暴露のはるか前に知られていた。
スチュアート・キャンベルは「デイリーメール」紙の写真保管庫からオリジナル写真を探し出していた。
全景写真の分析の結果、写真に写っているネッシーが70cm程度の物体であることが指摘されていたのだ。

nes_00.jpg他にもネッシーの写真は存在する。
世界初のネッシー写真と呼ばれるのは1933/11に会社員のヒュー・グレイによって撮られた写真。しかし、これはかなり映りが悪い。

まじめな研究者の間では「ラブラドール・レトリーバーが棒をくわえて泳いでいるところ」などと言われている。

ある研究者は、ネス湖のネッシーについて以下のように考えているようだ。

ネス湖に生息できる魚類の総量は約30トンで、これらの魚を食べて生きていける

生物全体の重さは、せいぜい3トン程度にしかならない。

生物が一つの種として生息するためには最低でも10頭以上が

必要だから、計算上、ネス湖で生きていける生物の1頭の重さは、

最大でも300キロ程度である。

したがって、巨大生物の生息は考えられない。

また、謎の巨大生物UMAのさくだいおう氏は以下のような理由から、巨大生物が“湖”に住むこと自体にかなり無理があると指摘している。

  • 湖は(海とは違い)水深数mで無酸素状態となること
  • それは冷水の層が水深数mの位置にあることが原因だということ
  • 水深数mまでしか(食事となる)魚がいないこと
  • 巨大生物は食事を取るためと呼吸をするために、湖の表面まで上昇しないといけないが、急激な水温の変化のため命がけであろうこと

その他