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ホメオパシー

ホメオパシーHomeopathy)は21世紀でもっとも成功している呪術である。つまり、暗示思い込みによる効果以上のものはない。なぜそう考えるかはホメオパシーの非科学性の項目を参照。

ホメオパシーは「水に溶けているどんなものよりも、何も溶けていない水のほうがよく効く」という矛盾を孕んでいる。

出典:「The difference between Hahnemann and Darwin」 U. Kutschera, Skeptical Inquirer, Vol. 32(1), 26-27 (2008)

Samuel Hahnemann(1755年 - 1843年)がホメオパシーを創始したとき、まだ物質の基本構成要素としての分子や原子の存在は確認されていなかった。よって、希釈を繰り返していけば、いつかは成分分子が1つも存在しない状態になるとは考えてもいなかったのだろう。ハーネマンの発想自体は非常に興味深いものだが、今ではそれは間違っているということがわかっている。「水の記憶」などといった話は、その後付け加えられた根拠のないアドホックな仮説にすぎない。

単純に考えても、ただの水や飴玉が薬の代わりになるはずはない。ホメオパシーの理論は既存の物理や化学の法則と整合性がないこと、および、その効果を明確に示すことができていないことを忘れてはならない。

医療に関する誤った知識は危険であると認識しておくことが必要である。もちろん、効果のないものを効くと勘違いすることも危険であるし、医学の知識のない者(医療関係者ではない者)に医療に関するアドバイスを受けることも危険である。

また、たとえ医療関係者であっても、本気でホメオパシーが効く(プラセボ(偽薬)効果以上の効果がある)と信じている者は、科学的な論考ができない人物である可能性があるので、要注意である。

各項目

ホメオパシーの非科学性

ホメオパシーに否定的・懐疑的な論文

ホメオパシーの根拠

ホメオパシーの被害

ホメオパシーの海外事情

ホメオパシーの記事と報道

東日本大震災に便乗するホメオパシー

芸能人とホメオパシー

動物とホメオパシー

ホメオパシーの学位に対する批判

ビタミンK不投与事件

「水の記憶」事件

ワクチン・予防接種

ホメオパシー:リンクと参考文献

最近の動き

SankeiBizに寅子氏登場

相変わらず、医者でもなければ、とくに医療関係の知識があるわけでもないのに、『例えば発熱したときは熱を生じさせる生薬を少量とるのです。実際やってみると劇的に改善します』、『それでブルブル震えて熱が上がる時にはトリカブトを希釈振盪した「アコナイト」というレメディーを摂ればいいとなります。すると自己治癒力が触発され、速やかに熱を出し切り下がっていきます』、『今まで160人ほどの発達障害のお子さんに対処してきましたが、91%の改善率になっています(協会調べ)。ものを言わない子がものを言うようになりました』、『30〜50代の女性が多く、一度社会人になったが生き方を変えたいという人、アトピー・喘息に悩んでいる人、自分や家族がうつ病などの難病を患っている人などが多いです。ホメオパシーで症状が治った患者さんがホメオパスを目指して入学するケースが多いですね』等と言いたい放題である。ホメオパシーには科学的根拠が皆無なので、こういう言説を信じるのはきわめて危険である。

ホメオパシーはエボラには効きません。

There is no evidence base that #homeopathy can cure #Ebola. Severely ill patients require intensive supportive care http://goo.gl/E97CSQ

アフリカにおけるエボラ出血熱感染の広がりを受けて、WHOが「ホメオパシーでエボラが治療できるという根拠はない」とツイートした。ほんとにバカバカしい話なので、エボラ予防のためにホメオパシーのレメディなどとらないように。

こうした批判を受けて、Natural News Blogsは以下のふざけた記事を消去した。

この記事の内容の一部のコピペが以下のEdzard Ernst氏のブログエントリに残っている。

Natural News Blogsの記事の何が一番ふざけているかというと、「自分でエボラ・レメディを作る方法」が掲載されていたことだ。

How to Make Your Own Ebola Remedy

 

What you need:

1. A face mask and gloves

2. Two bottles (50 ml up to 500 ml glass or plastic bottles) with caps

3. Clean water (mineral or tap water)

4. An Ebola sample: some spit or other disease product, such as blood, from a person infected with Ebola, or who is suspected sick with it. Any small quantity will do, even a pinhead.

5. An alcoholic liquid, such as whisky, brandy, rum, etc.

6. Half an hour of your time.

これによると、その原料は「エボラ・サンプル:エボラに感染した人もしくは感染が疑われる人から採取されたいくらかの唾、その他病気で生じたもの、例えば血。どんな少量(針の先ほど)でもよい。」素人がそういうものを取り扱うのは極めて危険であろう。

ホメオパシー出版、ゴリラについて語る

ホメオパシーの有効性を示す文献、論文、エビデンスは無数にあり、世界中の医師、獣医師、歯科医師、ホメオパスが日々ホメオパシーのレメディーの効果を実感しています。つまりは、ホメオパシー否定派が言っていることはこういうことです。ゴリラが目の前にいるのに、「ゴリラはいない。なぜならゴリラは動物園にいるものだから」と言っているのです。

もしホメオパシー否定派の人々をゴリラ並の頭の悪さであると言ったとき、それはゴリラに対して大変失礼な発言となってしまいます。なぜならゴリラは事実を事実として受け入れる能力はあるからです。そうでなければ野生の環境で生きていくことはできません。

そして愚か者でない限り、どういうときに効果を発揮するかを見つけようとします。これはゴリラでもやっていることです。人間であれば、なぜあるときは効果を発揮し、あるときは効果を発揮しないかを考えるでしょう。

ゴリラであれば成功体験をもとに何度も試行錯誤を繰り返し、同じ成功体験の確率を高めようと努力するでしょう。ゴリラが同種の法則を発見するかどうかは別にして、ある種の病気にこの草を食べればよいという知識を獲得する可能性はあります。

 

しかしホメオパシー否定派のように事実を受け入れることをしないのであれば、その可能性すらありません。そういう意味において、「ホメオパシー否定派はゴリラ並に頭が悪いか?」という命題に対して、単純に「YES」といえない状況があるのです。

 

「ホメオパシー否定派はゴリラ以下の頭脳である」の方が真実に近いかもしれないのです。

「ホメオパシー否定派はゴリラ以下の頭脳である」とのことだが、この論理だと、ホメオパシーを肯定するだけでゴリラ以上の頭脳になれるようだ。さすがホメオパシーは効果覿面である。

そもそもこういう比較に、たいした意味があるとも思えないのだが、ホメオパシー出版の人もそのことは理解しているようで、『そもそもゴリラと比較すること自体ナンセンスであることは誰でもわかることです』などとしている。さらに『もちろん、ゴリラに対しては本当に申し訳ないという思いがあります』とも言っている。だったら、最初からゴリラを持ち出さなくてもいいんじゃなかろうか?

ホメオパシー出版の人は、ゴリラだけでなく歴史にも詳しいようで、「南京大虐殺などなかった」とも言いっている。

南京大虐殺などなかったのに、中国共産党と朝日新聞の記者が結託して捏造の記事を書き、朝日新聞が日本はとんでもないことをしたと日本に広め、しまいには教科書に南京大虐殺が載ることになり、ついには南京大虐殺記念館までできるという壮大な嘘に発展しました。そして、日本はそんなことはやっていないと言おうものなら、中国の人々が一斉にやった!やった!と騒ぎます。そして周知の事実となっていきました。嘘も百回言えば事実となっていくということです。やり方は同じです。

そして、日本はひどい、という風潮をマスコミを使って演出し、中国人の思考や感情を画一化し、日本人の思考や感情を画一化しようとしているわけです。

このように情報戦で日本は負けてしまっています。それはきちんとおかしいことをおかしいと誰も言わないからです。河村名古屋市長が南京大虐殺はなかったのではないかと言えば、こともあろうにそんなことを言っていいのかと日本人?がいうわけです。

さらに、ケムトレイルとフリーエネルギー(ゼロ・ポイント・フィールドを参照)が飛び出し、強いニューエイジ臭を醸し出している。

さて再度スライブの映画の話になりますが、ケムトレイルもワクチンも得たいのしれないものが入っていて人体実験、人口削減しようとしていることを明らかにしています(トンデモではありません)。エネルギーもエジソンと同時代を生きたニコラ・テスラがすでにフリーエネルギーを見つけていました。石油も原子力も必要なく、発電することはできます。そもそも地球自体が一つの発電機と見ることもできますし、真空がなにもない状態ではなく、私たちが観察できないだけで、エネルギーに満ちていると考える方が自然です。自分たちの観察限界があると考えない方がどうかしていると思います。世界をコントロールするため、お金を得るためにこういうフリーエネルギーの発見はその都度潰されてきたわけです。

ここに登場する「スライブ」というのは以下の映画のことである。

この映画の内容については、「(Official Trailer) THRIVE: What On Earth Will It Take?」(ThriveMovement さんが 2011/09/07 にアップロード、YouTube)を見てみると、古代から伝わる魔方陣のような模様に、いわゆる(UFOに乗ってやってきた異星人が描いた)ミステリーサークルと共通点があり、どうやら、「空間」から無尽蔵のエネルギーを取り出す方法が隠されているといった話。そうしたエネルギーは時の権力者によって隠蔽されているという陰謀論につながっていく。エドガー・ミッチェルやディーパック・チョプラといった、ニューエイジ系でおなじみの人物が登場するが、どうも「フリーエネルギー詐欺」っぽい話。福島第一原発事故のために原子力発電に批判が集中している昨今、こうしたインチキ新エネルギーものが台頭してくるということなのだろう。

このエントリでゴリラが登場するのはタイトルだけで、毎度おなじみの「ホメオパシーはインチキではなく、科学的に有効性が証明されているものである」という主張を繰り返しているだけである。ホメオパシーはどう見ても科学とは相入れないものなのに、なんでそんなに「科学的に証明されている」ことにこだわるのだろう?もう呪術であることを素直に認めたらどうなのだろうか?

いずれにせよ、ホメオパシーのレメディは医薬品として認可されているわけではないので、薬効を謳うと薬事法違反になる場合もある。レメディの販売元はただの砂糖玉としてレメディを販売し、出版社がその宣伝をするといったバイブル商法的な手法で法の目を掻い潜っている。医薬品として認可されていないということは、それだけの科学的根拠がないということである。

ホメオパシー新聞

ホメオパシー新聞に「Skeptic Wiki」(?)登場

このエントリには非常に興味深いことが書いてある。

ホームページなどで「トンデモ」「偽科学(Skeptic)」としてリストアップされている項目を眺めるとおもしろいことがわかります。それは、「トンデモ」というレッテルをはられているもの方が真実であることです。

トンデモは真実であるらしい。

ニセ科学の多くが明らかに、「利権」が否定したい、認めたくない科学、技術、事実などのオンパレードだということには驚かされます。

ニセ科学の多くは、『「利権」が否定したい、認めたくない科学、技術、事実』なんだそうな。

Google等で「ホメオパシー」というキーワードでひくとニセ科学の総合サイト「Skeptic Wiki」というサイトがあります。ここでも数あるニセ科学のテーマの中で、なぜか最も力を入れて編集されているのが科学でない「ホメオパシー」、そして「911」「東日本大震災」と嘘だらけの報道がされているテーマです。興味深いのでニセ科学に指定されているもののリストを各人分析されてみてはと思います。

「Skeptic Wiki」て、どこのサイトだろう?ちなみにうちはSkeptic's Wiki。

ホメオパシー新聞では『Skeptical(似非科学)』や『偽科学(Skeptic)』としているが、辞書を引けば「skeptic」は「懐疑的な」(形容詞)といった意味であり、「偽科学」ではないことがわかる。

ホメオパシー新聞、科学的根拠があると言い張る

もともとホメオパシーには科学的根拠はないわけで、何年経っても科学的証拠が見つかることはないだろう。ところが、ホメオパシー新聞は以下のように「科学的根拠がある」と言い張っている。

本当に科学的根拠があるというのなら、ちゃんと検証を受けて、医療品として認可されるべきだろう。医薬品でないのに「○○に効く」と効能を謳えば薬事法違反になるだけである。

上述のエントリの主題は以下のWiredの記事に対する反論。

創設者ザムエル・ハーネマンが誕生した4月10日に、国際ホメオパシー医学の日が祝われた。しかし、この療法の効果に関する科学的証拠はまだ存在しない。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)は、wired. jp(日本版)の運営会社に対して『事実についての説明と、結果的に誤った情報を掲載したことへの謝罪と事実訂正を求める文書』を提出したそうだが、Wiredからはどのような返事があるのだろうか?ホメオパシーに科学的根拠はないので、どうせこれも信者に対するパフォーマンスでしかないと考えられる。

はたして、「事実に基づかない記事を配信している」のはどちらなのだろうか?

その他

用事があってとある出展博覧会に行ってみたら、ホメオパシーの団体がブースを出展していて、ミニ相談会なるものをやっていたんです。で、用事が済んでもう暇だったのでふらりと立ち寄ったんですよ。

 

そしたら、すんげぇ怪しいの。胡散臭すぎてドン引き。

アトピーが気になる、ってことを言ったら、

 

「(ホメオパシーによって)一時的に好転反応が出ることがありますが、これは体の中の悪いものを排出するためのものですから、心配ありません」

 

絵に描いたようなアトピービジネストーク。

 

逆にびっくりしたよ。いまどき「好転反応」とか言うか。

さて、どこの団体のブースだったんでしょうか?

  • The Evidence So Far」(pdf) A documentation of our clinically relevant research, 1993 - 2010 (Last updated: January 2011) Complementary Medicine, Peninsula Medical School Universities of Exeter & Plymouth, quackwatch

ホメオパシーとWHO

日赤医療センター集中治療科の話

10:23チャレンジ