芸能人とホメオパシー
ホメオパシー
- 芸能人とホメオパシー
鳩山由紀夫
- 「鳩山由紀夫元首相と日本ホメオパシー医学協会会長の由井寅子氏のファーストコンタクトが確認される。」 2012-09-23, Not so open-minded that our brains drop out.
- 「9/5(水)鳩山元首相や厚労省の担当者を前に由井会長が日本の統合医療推進でのホメオパシーの重要性をアピール」 2012年9月21日 (金), ホメオパシー新聞
9月5日(水)午後衆議院第2議員会館で民主党の国会議員と厚労省の統合医療関係の担当者が出席して開催された「統合医療を普及・促進する議員連盟」主催の第12回の会合に、JPHMA由井会長が出席し、質疑応答の場でホメオパシー療法について説明を行いました。政府での統合医療推進検討の際に、国民や患者のニーズを最優先に、ホメオパシーについては1つ1つのクライアントの治癒事実もエビデンスとして認めてほしい点を力説しました。また、国際的には統合医療の中核的存在でもあるホメオパシーを統合医療の1つとして政府も認めてほしいと要望しました。
沢尻エリカと高城剛
- 「「ホメオパシー療法」が、沢尻エリカさんを大人にした理由」 アメーバニュース、2010年4月24日 05時00分
なんでも沢尻エリカはホメオパシーのおかげで「大人になれた」そうな。この直後、21歳年上の夫である高城剛氏との離婚騒動が勃発した。
ただし、この記事には『この療法で病が改善される事が科学的に証明されているわけではない為、現在のところ有識者の間でも、この療法には賛否両論あるようです。』とも書かれてある。実際のところは「効果がないことが科学的に証明されている」と言ったほうが事実に近い。
なお、夫の高城氏は、以下の記事で『僕は、時差がキツイと思われる旅行をする二日前から、時差ボケ対策用のホメオパシーを飲みはじめます』などと語っているので、エリカにホメオパシーを教えたのは高城氏である可能性もある。
- 「第5回 「時差ボケ対策のイギリスの代替療法 "ホメオパシー"」」 GOUK2009, August 2009
放射能対策ホメオパシー
- 「放射能対策ホメオパシー。」 Tsuyoshi Takashiro Blog, July 14, 2011
普段、旅先で土産などを買う事はないが、
今回は、東京や福島の友人たちとその家族のために、ロンドンで放射能対策ホメオパシーを購入した。
上記のように、東日本大震災後も、ハイパーナントカの高城氏はホメオパシーの広告塔を続けているようだ。
サンプラザ中野くん
サンプラザ中野くんは以下の記事で『ちなみに俺はホメオパス。ホメオパシーのいわゆる医師である。「いわゆる」というのは、日本ではホメオパシーが医学と認められていないから』と述べている。しかし、医者でない者が医者を自称してはまずいだろう。(他を見てみると「日本の法律においては医師ではない」などの記述あり)
- 「ホメオパシーが効いたのだそうだね。」 サンプラザ中野くんの株式ロックンロール、2010年04月22日
なお、この記事を掲載している「マネックスラウンジ」は『当コラムは執筆者の個人的見解であり、当社の意見を表明するものではありません。』としている。どうやらこの注意書きはこの記事だけのようで、なんらかの批判に対応したものである可能性がある。
マネックスラウンジ内を「ホメオパシー」で検索してみると、このコラムでサンプラザ中野くんはだいぶ以前からホメオパシーについて語っていることが分かる。ところが、同様の注意書きはない。たとえば、以下を参照。
- 「ディプロマをもらった。」 サンプラザ中野くんの株式ロックンロール、2006年04月20日
また、マネックス社長の松本大氏もサンプラザ中野くんがホメオパスであることは知っているようであり、以下のコラムでは『中野さんはとても才能に恵まれた方で、株や経済にも詳しく、ゲームも考案し、ホメオパシーの専門家で、ダイエット本も書き、作詞家でもあり、また今回小説まで書いたと云う、まさにマルチ・タレントです』と述べている。
- 「ソロ・デビュー」 マネックス社長 松本大のつぶやき, 2007年07月20日
桜沢エリカ
漫画家の桜沢エリカもホメオパシーの信奉者であり、日本ホメオパシー医学協会第10回学術大会に家族で出演してたりなんかする。著書にもホメオパシーが登場するので、アマゾンのカスタマーレビューでは批判的な意見も見受けられる。
- 「贅沢なお産」 桜沢 エリカ (著)、新潮社 (2003/08)
- 「今日もお天気 (すくすく編)」 桜沢 エリカ (著)、祥伝社 (2003/2/8)
「贅沢なお産」
この本では第一子の自宅出産の様子について以下のように述べている。(夫以外の登場人物は助産婦さん)
夫が後ろから私を抱える形でいきむ。徐々に強くなってきたとはいえ、まだまだ微弱陣痛で、神谷さんのツボ押しは続く。鴫原さんは間欠的に呼吸をリードしながら、ラベンダーのオイルを鼻先にかがせる。そしてバッチの花のチンキ”レスキュー”を数滴落とした「力水」を飲ませてくれる。もちろんホメオパシーのレメディも次々口に放り込まれるが、舌下で溶かす余裕はない。
さらにこの本には、占い師やらチャネラーやらスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之などが登場するので、そういったオカルト系のものが好きらしいということがわかる。
「今日もお天気 (すくすく編)」
こちらのほうでは「面白すぎるよホメオパシー」と「効くかもホメオパシー」でホメオパシーが取り上げられている。
「面白すぎるよホメオパシー」の最初のページは「砂糖玉をなめるだけで原因不明の病気が完治!」という意味不明なセリフで始まる。「原因不明の病気」とは具体的にどういう病気のことを指しているのであろうか?
また、頭と両手首に電極を付けて怪しげな装置(クォンタム・ゼイロイドか?)に繋がれた状態で日本ホメオパシー医学協会の由井寅子氏のカウンセリングを受ける様子も描かれている。この装置はいったい何をするためのもので、ホメオパシーとどういう関係があるのだろうか?
「効くかもホメオパシー」のほうでは、長男の湿疹が治らないので、由井寅子氏に相談した様子が描かれている。由井氏によると「この前渡したレメディで治らない子供はいないのに」治らないのは、桜沢氏の母乳が原因のようだ。桜沢氏は14・15歳のころ、湿疹が出て、左の乳房のあたりにけっこう長い間ステロイドを使用していたそうだ。由井氏によると「乳房は毒が溜まりやすい場所だからあんたの母乳からこの子に毒が入り続けているのかも知れないね」とのこと。
しかし、この話も理解しづらい。ウィキペディアによると桜沢氏は1963年生まれらしいので、2000年に長男を出産したときは36歳ごろだったと考えられる。14・15歳のころに使用したステロイドの「毒」が20年以上も体内に残留していたのであろうか?その「毒」は母乳で体外に排出されるようだが、それ以外の新陳代謝では排出されないのであろうか?
そもそも母乳に「毒」が出ているというのであれば、その母乳をきちんと分析し、どういった成分の「毒」がどの程度の量混入しているのか明確にするべきである。由井氏によると「ほうっておけばいずれ乳ガンになったかもしれないよ」とのことなので、この「毒」には発がん性もあるようだ。これが事実だとすると恐ろしいことだと思うのだが、ちゃんと調べたうえでこのような発言をしているのであろうか?
ともさかりえ
「Mamma ともさか にんぷちゃん編」
インデックス・コミュニケーションズ、2006年
この本のp.12に「仲人のエリカさん」として桜沢エリカが登場する。「贅沢なお産」にも登場する「カリスマ助産師」の神谷整子氏を紹介してもらったそうな。もちろんともさかりえも自宅出産。ホメオパシーもこうした流れで教えてもらったのかもしれない。
ホメオパシーはp.71に登場する。
今日はホメオパシーのレメディを頂く。私が食べたものが正しく栄養になるように、あと楓すけに大きくなってもらえるように……そんなレメディを2種。私の体の機能が正しく動くように!! そんな力をくれるのがホメオパシー。
脚注のレメディの説明には「さまざまな物質をギリギリまで希釈して作る」と書いてある。「ギリギリ」というのは曖昧な表現で、これではいったいなにが(効果が?濃度が?)ギリギリなのかよくわからない。
p.72のColumnには、レメディについて「ただ恐ろしいくらい種類もあるし、勉強しだすとキリがないのですよね…」との記述あり。そんなに種類があるのだったら、ホメオパスは二重盲検下でどの飴玉がどのレメディだか、ちゃんと言い当てることができるのだろうか?
「Mamma ともさか こそだてちゃん編」
インデックス・コミュニケーションズ、2006年
p.22に「ビタミンKのレメディを頂く」との記述あり。これはブログ「助産院は安全?」で取り上げられている「K2シロップというレメディ」のことかもしれない。助産師がビタミンKを与えず、なにも入っていないレメディのみを与えたため、生後2か月の女児が死亡するという事例が発生している。この件については「ビタミンK不投与事件」の項目を参照。
p.117にも『ホメオパシー「アコナイト」を飲ませる』との記述あり。ただし、全体的にホメオパシーの記述はそれほど多くない。どっぷりハマってるというわけではないようだ。
p.61には、予防接種について「三種混合と風疹・麻疹のみ受けることにしました」との記述あり。夫に「そんなの受けるべきだよ! ワクチンが少しでも楓を守ってくれるなら受けるべき!」と言われ、「そのとおりだね」と納得している。p.59の脚注では、息子の湿疹について「あまりにヒドい状態だったので、お世話になったステロイド。悪く言う人もいるけど、使い方次第! いい先生にきちんとお話を聞くべし!」と述べている。どうやら、特に予防接種やステロイドがダメということでもないようだ。
ピーター・バラカン
2010年07月12日の「The Lifestyle MUSEUM vol.118」で、カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー学長の由井寅子氏にインタビューしている。
このインタビューの中で、バラカン氏がホメオパシーのレメディについて『どれも同じように見えるのでね、万が一ね、間違って、違うものを飲んだら、どうなるの?と言ったら?』(19分10秒あたりから)と聞いている。これに対して由井氏は『そうですね、砂糖玉だけですので、なにもなりません』と答えている。アナウンサーによると、レメディとは「あくまでも砂糖玉で食品」だそうな。
なお、このコンテンツは2011年1月の時点では、「都合により配信を停止しております。ご了承くださいませ。」となっている。なにか都合の悪いことでもあったのであろうか?
田村翔子
朝美人公式ブログ「田村翔子の朝美人のススメ」には、「ホメオパシー美人」の項目がある。どんなことが書かれてあるか見ていこう。
「はじめまして♪」(木.31.07.2008)には以下のような記述がある。
ホメオパシーとは、とても簡単に説明すると、植物や鉱物などを薄め、叩くことによってその中に活力を入れた、いわば、物質を霊魂化したレメディーを使って、人の自然治癒力を刺激して病気を治癒していくものです。
「霊魂化」となれば、もはや科学の範疇を飛び出しており、オカルトの領域である。ここまではっきりしていると、なんか潔い感じさえする。
クォンタム・ゼイロイドという変な機械
「自分と対面?ホメオパシー健康相談会」(木.07.08.2008)には「クォンタムゼロイド」(原文ママ)が登場する。
Qxとはホメオパシーと、現代の量子科学がもたらしたクォンタムゼロイドが融合してできたものなのだそうです。
よくわからないけど、とても不思議。
確かによくわからない。残念ながら、おそらく「クォンタムゼロイド」は「量子科学」とは何の関係もない。以下のブログでも、この装置の評判はすこぶる良くない。
- 「ホメオパシージャパンが販売する波動機器 クォンタム・ゼイロイド」 NATROMの日記、2009-06-05
- 「忘却からの帰還」
- 「ニセ医療装置EPFX (1)」 2008年07月30日
- 「ニセ医療装置EPFX (2)」 2008年07月31日
- 「ニセ医療装置EPFX (3)」 2008年08月01日
ホメオパシージャパン(株)(通称:ホメジャ)のウェブサイトで「Quantum Xrroid-SCIO / クォンタム・ゼイロイド【スキオ】」を見てみると、この装置は、260〜330万円することがわかる。また、その発明者の「天才科学者」ウィリアムネルソン博士は由井学長の恩師でもあるらしい。たしかにネルソン博士はとてもユニークな人物のようだ。以下のリンクを参照。
- 「いんちき医療機器商売のWilliam Nelsonのいんちきな経歴」 忘却からの帰還、2009年07月20日
好転反応
「ただいま、自己浄化中!」(火.12.08.2008)には「好転反応」が登場。以下のように説明している。
好転反応とは、薬をたくさん摂った人、体毒がたまっている人や、心身の症状が抑圧された慢性病の人が治癒に向かう過程で必ず通る排泄のことで、通常、熱や湿疹、生理などの形でおこります。
苦しかったりすることもあるのですが、体にとってはとてもいい浄化なのです。
しかし、ウィキペディアにある「好転反応」の説明はちょっと違う。
いわゆる健康食品や健康器具のセールスの場にて、しばしば副作用、不適応をごまかすための用語として使われるので、注意が必要である。
もちろんウィキペディアは不特定多数の人が更新するので、その情報は怪しい場合も多い。しかし、この記述が消されていないということは、不特定多数の人が「注意が必要である」という意見に少なからずとも同意しているということだろう。
田村氏には、懐疑的に事実を検証するという態度が全く見られず、言われたことをそのまま鵜呑みにしているようで、見ていてとても危なっかしい。
田村氏は、「足の指に水泡ができ、足の甲まで真っ赤に腫れて、とても痛くて、びっこを引かないと歩けない」というのが「好転反応」だと思っているようだ。しかし、おそらくこの症状はレメディの接種とは一切関係がない。今後、同様な症状が現れた場合は、ちゃんと医師の診断を受けることをお勧めする。
「有害ミネラルのデトックスに挑戦!」(月.15.09.2008)にも同様の記述あり。
レメディーで、バイタルフォースと呼ばれている自然治癒力を刺激するだけで、自分の力だけで体内から有害ミネラルを一気に足先に集めて、水泡にして排泄させるなんて、本当にすごいと思うのです!
たしかにすごいことだが… 「有害ミネラル」が本当に水泡に溜まっているのであれば、それは分析してみれば、すぐにわかることである。そもそも田村氏のブログを読む限り、「好転反応があった」ということはわかるが、それによって何が改善されたのかが、よくわからない…
「デトックスもたいへんです!」(金.19.09.2008)には以下のような記述もある。
おはようございます。
先日お話した、水銀とアルミのデトックスによる好転反応は、治まるどころかひどくなり、
足にできた水疱がますます大きくなってきて、歩くたびに痛いです(; ;)
だから、それは好転反応じゃないから、ちゃんと医者に診てもらおうよ…
他にも、太陽や月で作られたレメディーもあるし、ベルリン・ウォールというベルリンの壁で作られたレメディーなどもあります。
ベルリンの壁なんて、物質的にはただの壁なのが、人を治癒に導くエネルギーを持っていたのですね☆
面白いと思いませんか?
いや、たしかにおもしろいけど、おまじない以上の根拠はないでしょう。それは科学ではなくて、オカルトなんですよ…… orz...
火傷にはガスコンロの火?!
もうキリがなさそうなので、最後に「火傷のホメオパシー的治療」(金.05.02.2010)を見ておこう。
田村氏は、誤って熱湯を手にかけて火傷をした際に、
という、かなり無茶な行為を行っている。大急ぎで、ガスコンロに火をつけて、その上に火傷した手をかざすと、かなり痛い・・・
熱いものには熱いもので対処する、ホメオパシーと同じ同種療法で、水で冷やすよりもよく効くのです。
とのことだが、通常、ヤケドの応急手当(gooヘルスケア)は冷やすことである。
ホメオパシーの希釈の原理によれば、熱湯を大量の水で薄めて十分に冷えた「普通の水」をかけても効きそうなものだが、違うのだろうか?? どうもホメオパシー愛好家のあいだでは、「熱いものには熱いものを」という考え方があるようだ。
- 「5歳の娘が線香花火の火の玉を60センチぐらいの高さから素足の足の甲に落としてしまい、皮膚に5mmぐらいの焦げ後がつく火傷をしてしまいました。」 ジャパン・ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー、ホメオパシー体験談、2010/07/24(Sat) 20:53
上記の相談にも「管理人」は以下のように答えている。
熱には熱ですが、火傷には、40度のぬるま湯よりも、蒸気をあてる方が本当は効果的です(そのときは痛いですが、少しの我慢です)。
ふつう、蒸気(水蒸気)とは気化した水のことなので、温度は百度以上になることもある。下手をすると火傷がもっとひどくなるかもしれない。好き好んで自分をガスコンロであぶるのは趣味の範疇かもしれないが、子供に蒸気をあてるのは虐待になる可能性もあり、ちょっと危険だ。また、水蒸気が液化するとき発熱する(潜熱の放出)ので、熱湯よりも危険だという指摘もある。ただ、「管理人」にはそういう知識がなく、水蒸気と湯気の区別がわからず、混同しているだけかもしれない。
匿名のインターネット掲示板では、アドバイスしている人がどの程度の医学知識を持っているのか、詳しいことはわからない。医療関係者ではない人からのアドバイスを実行して状態が悪化しても、それは基本的に「自己責任」になってしまうので、注意が必要である。
ビタミンK不投与事件後
「ホメオパシー」(火.31.08.2010)はビタミンK不投与事件後のエントリだが、この事件については、
最近のホメオパシーに関する報道のことで、読者のみなさまにはたいへんご心配をおかけしたことと思います。
とだけ述べており、
他にもイギリスのエリザベス女王やチャールズ皇太子、トニー・ブレア、デビッド・ベッカム、マドンナ、オーランド・ブルームや他の大勢の有名人もこのホメオパシーを使っています。
などと、「世界の有名人」の名前を持ち出し、ホメオパシーを擁護している。
イギリスでは保険適用ですし、また、インドでは第一医学のひとつでもあり、その熱心な推進者だったマハトマ・ガンジーは、「ホメオパシーは他のいかなる治療より多くの病気を治す。その優れた安全性と素晴らしさにはなんの疑いの余地はない。」と、言ったそうです。
とも述べているが、本当にガンジーがそんなことを言ったのか、出典が知りたい。
また、「ほっとしました!」(水.24.11.2010)では、『今朝、おでこを触ったら、1年半ほど前からできていた外骨腫がほとんどなくなっていました』としており、hecla-lava という「ヘクラ山の火山灰からできたレメディー」をとり始めてから『急速に腫瘍が小さくなったように思います』とのこと。
おでこを切らなくてすんで、本当によかった〜(*^O^*)
ホメオパシーととらこ先生に感謝です♪
ともしており、ホメオパシーの広告塔として今後も活躍していくようである。
その他
- 「田村翔子さんのホメオパシックライフ」 MYLOHAS (マイロハス)
- 「とらこ先生&田村翔子さんホメオパシートーク(追記)」 Homoeopathy TIMES[ホメオパシー・タイムス]、2008年10月16日 (木)
UA
- 「アナフィラキシーショックをホメオパシーで治した!スゴイでしょ!」 NATROMの日記, 2010-08-19
子持ち女性向け雑誌「nina's」(2010年9月号[平成22年8月7日発売])に、UA(シンガーソングライター)のホメオパシー体験談が掲載された。ここでは、スズメバチに刺されて「ショック状態」になった夫に対してホメオパシーを処方したことが語られている。
ハチ刺傷によるアナフィラキシーショックでは、死亡する場合もあるので、ホメオパシーのレメディを処方することは、あまり勧められた行為ではない。これで助かったのは、単に運がいいだけだったのかもしれない。(UAに内緒で夫がこっそりエピペン注射を自分で射った可能性もある)普通の人は真似しないほうがいいだろう。
そもそも、ホメオパシーでアナフィラキシーショックを緩和できるという証拠はない。なんせレメディは「食品」(ただの砂糖玉)なのだから。あのJPHMAでさえ、以下のように述べている。
なお、アナフィラキシーショックを起こしたとき、JPHMAではもちろん、救急車を呼び然るべき医療機関に行くことをすすめます。しかし、同時に救急車を待っている間、レメディーをとることをすすめます。
このようなホメオパシー団体の呼びかけにもかかわらず、レメディをとるだけで、医療機関に行かない信者がいることがわかる。
大葉ナナコ
週刊新潮(8月26日号)の『死亡者複数という奇妙な「ホメオパシー」にハマっている有名人』(p.48)という記事によると、「出産コーディネーター」の大葉ナナコ氏は、<今や21世紀育児の3種の神器のひとつ>と、ホメオパシーを絶賛しているそうな。
この記事では、大葉氏のブログ「大葉ナナコのバースコーディネーター日記」の2010年3月6日のエントリ「出産と仕事フォーラム」を引用し、作家の横森理香、桜沢エリカ、ともさかりえ、バイオリニストの高嶋ちさ子、歌手のhitomi、乙武洋匡、元・少子化担当相の小渕優子といった芸能人とのつながりを示唆している。ただし、ここに挙げられたすべての人物がホメオパシーを実践しているかどうかは不明。
2009年9月12,13日に開催されたJPHMAの第10回コングレスに祝辞を大葉氏は寄せている。これによると、ホメオパシーに出会ったのは1998年とのこと。「化学薬品を遠ざける子育て」を行ってきたという自然志向があり、ホメオパシーとの親和性も高かったようだ。
ホメオパシーは、「本当の自分で生きる」ための人生のガイド役であり、『多くの人々ともに幸せになるために、これからも紹介していきます』としている。
早川由紀夫
- 「「ホメオパシーたたきは人権蹂躙だった」」 Togetter, 2012/10/12