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終末予言

有力なのは、2012年ではなく2015年だったという説だ。マヤ暦を西暦に換算するために学術的に使われてきた対照法が誤りで、うるう年を考慮していないというのだ。アメリカのマヤ学の権威も認めている。そこで、うるう年を含めて新たに計算すると、マヤ暦の終りは2015年9月3日になるそうだ。

この他にも「滅亡論」はたくさんある。いくつか時系列順にまとめると、以下のようだ。

 

2015年9月 マヤ暦の終り、エジプトの伝説

2017年 旧約聖書・ダニエル書の予言

2020年3月20日 マヤ暦とインド暦の終り

2030年 聖徳太子「未然本紀」の予言

2060年 ニュートンの予言

3797年 ノストラダムスの予言範囲の終り

45億年後 プーチン露大統領の予言

もういい加減にしときなさい!

 マヤ暦が2012年で終わるというのは計算違いであり、本当は2020年3月20日に終わるのが正しいとする説。これは「いつか破壊神カルキが1つの時代を終わらせる」と予言されている、インドのスーリヤ寺院に残されたインド暦の終わりとも一致しているそうです。フランスの科学ジャーナリスト、モーリス・シャトラン氏が主張している説で、この日オリオン座ベテルギウスで超新星爆発が起こることが人類滅亡のきっかけになるのではないかと考えられています。

 【ニューヨーク=黒沢潤】中米グアテマラ北部にある古代マヤ文明の世界遺産、ティカル遺跡の一部が損傷したことが24日までに確認された。

 

 21日の“世界終末”式典に参加した観光客が高さ約38メートルの「2号神殿」や「南アクロポリス」に勝手に上った結果、階段の角が欠けるなどした。学芸員によれば、修復は困難という。

 

 フランス通信(AFP)によれば、式典にはペレスモリナ大統領ら約7千人が出席した。ただ、式典は観光客向けで全人口の42%を占めるマヤ系住民を軽視したとの批判も出ている。

 【メキシコ市・國枝すみれ】マヤ文明の暦で一つのサイクルが終わるとされた21日、同文明が栄えたメキシコのユカタン半島や周辺地域では、「新しい時代」の始まりを祝う先住民らの儀式が行われ、多くの観光客も集まった。一方、他の国ではマヤ暦が「世界の終わり」を予言していたと信じる終末論者も多く、混乱が生じた地域もあった。

 

 300〜900年ごろに最盛期を迎えたマヤ文明の専門家らの説明では、マヤの暦では現在の世界は紀元前3114年に始まったとされ、今月21〜23日から次の時代が始まる。一部で吹聴されたように「人類滅亡」を予言しているわけではなく、神官たちは淡々と新しい時代を迎える儀式を行った。

 

 メキシコのメディアなどによると、儀式はユカタン半島にあるマヤのピラミッド、チチェン・イツァなどで行われた。こうした遺跡への観光の起点である保養地のカンクンやメリダでは、ホテルがほぼ満室になった。

 

 しかし、日本でも09年に公開された映画「2012」のヒットもあり、21日で世界が終わると信じた人々の存在が各国で報じられた。アルゼンチン中部コルドバ州では、UFOの出没地として有名なウリトルコ山での「集団自殺」を呼びかけるメッセージがフェイスブックに投稿されたため、立ち入り禁止となっている。フランスやトルコなどでは「世界の終末」から逃れようと多くの人が押しかけた場所がある。中国では偽の「ノアの方舟」の乗船券をインターネットで販売し、1カ月で約40万元(約540万円)を稼いだ業者も出たという。

 

 多数の問い合わせを受けたという米航空宇宙局(NASA)はインターネット上で「マヤ文明は世界の終わりを予言していません。惑星衝突などの心配はありません」と発表した。

 【広州=吉田健一】中国河南省南陽市で16日、中国当局が「邪教」と認定している宗教組織「全能神」の信者300人以上が、公安当局に拘束された地元組織幹部の釈放を求めて警察署前で一斉にひざまずく騒ぎがあった。

 

 公安関係者が17日、本紙に明らかにした。同市の別の地区では、共産党委員会前で信者が同様の行為に及んだとの情報もある。

 

 関係者らによると、河南省は同組織の活動が最も活発な地域の一つで、同市では最近、公安当局が全能神の摘発作戦を実施、複数の地元幹部を拘束したという。全能神は、古代マヤ文明の暦に基づき、「今月21日に世界が滅びる」との終末論を展開。「大きな赤い竜」と呼ぶ共産党を打倒し、全能神が統治する国家の樹立を主張している。

 【北京=牧野田亨】古代中米で栄えたマヤ文明の暦に基づき、今月21日が「世界終末日」になるとのうわさが中国でも広がり、買い占め騒ぎなどが起きている。

 

 国営メディアが「ただのデマだ」と市民に平静を求め、天文学者が異常気象の出現を否定する声明を出すなど当局は打ち消しに躍起だ。

 

 今月に入り、インターネットや口コミで「地球に別の星が衝突する」「地球は闇に包まれる」といった話が拡大。浙江省では「中に入っていれば大災害に耐えられる」というふれこみで、直径約5メートルのカーボン繊維製の球体が売り出された。「ノアの方舟」と名付けられ500万元(約6600万円)するが注文が殺到しているという。河北省でも農民男性が180万元(約2400万円)を投じ、直径約4メートルの球体を作った。

 

 ネット上では懐中電灯や非常食などが入った「終末日避難セット」が大人気。「暗闇対策」で住民がろうそくやマッチの買い占めに走る騒ぎも起きた。

 

 こうした事態を受け、北京天文台の館長は10日、ラジオ番組で「21日は、ごくありふれた一日になる」と強調。中央テレビは14日、「デマに惑わされないように」と呼びかけた。

  中国でこのほど、中国政府が「邪教」とするキリスト教系新興教団「全能神」が、マヤ暦による21日「世界終末論」を利用してデマを流し集会を開くなど、活動を活発化させている。「全能神」教団は「赤い龍(共産党)を滅ぼし、新国家を打ち立てよ」と宣伝するなど政治色の強いカルトで、中国当局も取り締まりを強化している。中国のニュースサイト、光明網などが14日伝えた。