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青森県(EM菌)

EM菌(有用微生物群)


 板柳と中泊、鰺ケ沢の3町が、科学的に効果が疑問視されるEM菌を「水質浄化や農地改良に有効」として町民に薦めている。各町はEM菌を培養し、町民に配布。板柳町はEM菌販売業者に4000万円で効果検証を委託し「有効」としたが、専門家は検証を「科学的に無効」と指摘する。

 EM菌は乳酸菌や酵母などの「有用微生物」を配合した微生物資材。普及団体のEM研究機構(沖縄県)は、農地改良や水質改善、放射能対策に役立つと主張し、開発者の比嘉照夫・琉球大名誉教授は、効果は「重力波と想定される波動による」と説明する。効果が確認されない例が多く、理論も現代科学と相いれないとして、「非科学的」との批判がある。

 板柳町では舘岡一郎町長が就任した1999年、町長の同窓生が在籍する市民団体の勧めで、EM菌の活用を開始。翌年、菌の培養器を購入し、町民への無料配布を始めた。開発者の比嘉氏を招いた勉強会などを繰り返し開き、町民に「作物に良い影響を与え、台所にまけば下水の水質が改善される」と説明している。

 2009年度からは3年間、リンゴ栽培などでの効果検証を県内のEM販売業者に委託し、3813万円を支出。業者の報告書は、EM菌で作った発酵肥料を使ったリンゴの「糖度が上がった」などとしている。

 だが、EM菌の効果検証の経験がある後藤逸男・東京農業大教授は、この報告書について「条件の同じ畑で、EM菌を使った場合と使わなかった場合でどう違うか、という比較ができていない。科学的検証としては無効」と指摘する。

 日本土壌肥料学会は1996年の検証シンポジウムで、EM菌の農業上の効果に関する検証例を収集したが、顕著な効果の報告はなかった。99年の後藤教授の報告も、EM菌で作った資材(肥料)と既存の有機肥料で、作物の生育への影響に差はない、としている。

 中泊町は旧中里町時代の10年ほど前から、EM菌の培養と町民への無料配布を実施しており、年間経費は30万〜40万円。鰺ケ沢町は09年から町民に1リットル50円で販売している。

 96年の検証シンポを主導した茅野充男・東京大名誉教授は「行政が薦めることは、一般利用者には効果のお墨付きになる。個人が自己責任で利用することは止められないが、科学的に効果が証明されていないものを行政が薦めるのは問題」と指摘した。

 EM菌の効果を認めない多数の報告について、朝日新聞はEM研究機構に見解を求めたが、回答はなかった。

(長野剛)

「EM菌販売業者に4000万円で効果検証を委託」とのことだが、自分のところで販売しているものを自分で検証すれば、当然プラスのバイアスがかかるだろう。利害関係のない第三者による検証でなければ、公平とは言えない。こんな試験に4000万円もかけるのは税金の無駄遣いだろう。行政と業者の癒着を疑いたくなる。

 「EM菌」という微生物を川の水質浄化に用いる環境教育が、県内の学校に広がっている。普及団体は独自理論に基づく効果を主張するが、科学的には効果を疑問視する報告が多い。県は、効果を十分検証しないまま、学校に無償提供して利用を後押ししている。あいまいな効果を「事実」と教える教育に、批判の声も上がっている。

 EM菌は乳酸菌や酵母などの「有用微生物」を配合した微生物資材。農地の土壌改良用に開発されたが、水質浄化や健康飲料としても利用されている。環境保全の市民活動や有機農法を行う農家に広がっている。

 県教委によると、昨年度、環境教育の一環としてEM菌を使用した小中学校は県内に7校。ほかの複数校でも使用例がある。多くは、EM菌を地域の川にまくことで「きれいになる」と教えている。

 県東青地域県民局は2004年から、管内の希望校にEM菌を無償で提供し、実践を支援している。提供開始にあたり、県はEM菌による浄化活動が行われている川で1年間、水質を調査。だが、顕著な改善は確認されなかったという。

 にもかかわらず継続している理由を「学校が水質浄化に関心を持ち、活動してくれること自体が有り難いことだから」と担当課長は話す。担当部署はこれまで、EM菌の効果を科学的に検証した文献の調査などはしていない。

 EM菌の効果について、開発者の比嘉照夫・琉球大名誉教授は「重力波と想定される波動によるもの」と主張する。製造元で普及を進めるEM研究機構(沖縄県)は「EMに含まれる微生物がリーダー的な存在となり、現場の微生物を連係させる」と環境浄化メカニズムを説明する。また、機構は「放射能対策に効果がある」とも言う。

 だが、疑似科学問題に詳しい科学者らは、EM菌の効果や理論を批判する。菊池誠・大阪大教授は「原理は物理的にナンセンスの一言。何でも都合の良い方向に働くとの万能性をうたっていること自体が、非科学的だ」と指摘する。

 水質浄化の効果についても、否定する報告が多い。

 岡山県環境保健センターは1997年度、EM菌は水質浄化に「良好な影響を与えない」と報告。実験用の浄化槽にEM菌を加えて600日間観察したが、EM菌のない浄化槽と同じ能力だった。広島県も03年、同様の報告をしている。

 三重県の05年の報告は、海底の泥の浄化に「一定の効果があると推定」した。湾内2カ所の実験で、1カ所で泥中の化学的酸素要求量(COD)が減少したためだ。だが、水質に関しては効果がなかった。

 岡山県の検証に参加した職員は「川や池でも試したが効果はなかった。EM菌が効く場合が全くないとは言い切れないが、どこでも効果が期待できるようなものではない」

と指摘する。

 長島雅裕・長崎大教育学部准教授は「疑わしい事柄を真実と教えれば将来、生徒が疑うべきものを疑えなくなる恐れがある。本来は多様な対策が必要な環境問題を、EM菌だけで対処可能と思わせることも、思考停止につながりかねない」と話した。

◇「川きれいになる」と教えた 

 青森市の中学校の1室。壁沿いの棚に黒い液体の入ったペットボトルが数十本並ぶ。6月に県から提供されたEM菌の原液だ。

 「県の支給なので、まさか効果に疑問があるものとは思わなかった」

 中学校で、EM菌による水質浄化を指導する女性教師は話す。近所の川にEM菌をまく活動は、前任者の時代から10年以上続いてきた。1学級2人ずつの美化委員会が、年数回活動している。

 委員以外の生徒からも家庭のコメのとぎ汁を収集。EM菌の原液と混ぜて灯油缶で「培養」し、川に流す。生徒たちは、真冬の雪の中でも積極的に参加した。流したEM菌の液は昨年度、1千リットル超。教師は「川がきれいになる」と教えてきた。

 文化祭では毎年、生徒がEM菌の効果をインターネットなどで調べて発表。効果を否定する情報を見付けた生徒もいたが、「様々な意見はあるけど信じよう」と指導したという。

 教師は、効果に疑義があると知り「生徒にはきちんと説明したい」と語る。県の担当者は「配るのは学校側の要請だから」と責任を否定している。 (長野剛)

『EM菌の効果について、開発者の比嘉照夫・琉球大名誉教授は「重力波と想定される波動によるもの」と主張する』?! 大学教授がそんなデタラメを口にするとは、呆れるしかない。重力波の意味をちゃんと理解しているのだろうか?

EMの効果は重力波??

以下の記事でも、比嘉氏による「EMの効果は重力波と想定される波動によるもの」といった主張を見ることができる。

昨年の12月、江本勝さんが設立した(株)IHMの20周年記念セミナーに船井幸雄さんと私がゲストスピーカーとして招待され、波動についていろいろとお話しする機会がありました。私はEMの本質的な効果は、関英雄先生が確認した重力波と想定される縦波の波動によるものと考えています。

以下のようなことも言っているが、これも意味不明なデタラメである。

これまで明らかとなっている波動は電磁波としてとらえられる横波であり、物質がエネルギー化し消失する一連の流れに沿ったものであり、エントロピーの法則に従うものです。重力波は、そのエネルギーの流れとはまったく逆の関係を維持する波動と言えるもので、汚染や低レベルのエネルギーを使えるレベルに集約し、そのエネルギーで物質化を促進する力があると言われています。私はこのような現象をシントロピーと称しています。

「シントロピー」っていったいなんなのだろう?もちろん理化学事典にもそんな言葉は載っていない。ネット検索すると、EM関連のページばかり大量に見つかることから、比嘉氏とその周辺のEM関係者が使用している造語と考えるのが妥当だろう。

類は友を呼ぶ」ということなのだろうか、以下のように、比嘉氏は江本勝氏の「水からの伝言」を擁護していたりなんかする。

今年に入ってから江本勝さんの「水からの伝言」に対し、エセ科学として検証なきひどいバッシングが行われました。ついでに、江本さんを高く評価している私に対してもかなり批判的な意見もあり、とうとうEMもエセ科学のブラックリストに載ってしまいました。今年の6月に福井県の三方町で「EMはエセ科学」と主張する講演をした勇気ある佐賀大学の准教授もおり、EMバッシングの再来と思いきや、その根拠はあきれたことに、今から10年以上も前のEMバッシング時代のデータを使ってEMを否定しているのです。

 

この准教授は、EMに関する科学論文が国内外で2000編以上も出ていることを無視した上で、EMについてもほとんど検証しておらず、わずかに検証した部分はすべてEMは効果ありと話しているのです。(詳しくはUネットまたはEM研究機構に問い合わせてください)

 

江本さんのバッシングや船井さんに対するバッシングも50歩100歩で、バッシングした相手はその事実を検証することなく、水は水で水以外の何物でもないという、訳の分からない前提条件で「水からの伝言」を否定しているのです。改めて述べるまでもなく、水(H2O)は1つの分子にプラス極とマイナス極を持つ(双極子)不思議な性質を持っているため、その中に溶けている物質や外部からの種々の刺激に対しさまざまな反応を示します。

「EMに関する科学論文が国内外で2000編以上も出ている」と述べているが、実際のところ、どういう論文があるのだろうか?(どういった文献を「論文」と呼んでいるのだろう?)2000編以上と言っているのだから、リストを作って数を数えたことがあるのだろう。真面目にEMの研究を行っているというのなら、その2000編以上の論文リストを公開すべきである。

江本勝との関係

こちらでは比嘉氏と江本氏が一緒に写っている写真が公開されている。

そして今回の放射能問題に対する効果、

この日本が誇る本物の技術の広がりはこれからもっともっと大きくなると思います。

比嘉先生は「ヒッグス粒子が発見されましたが、

あれは波動の原点的粒子です。

 

まさにこれから本当の意味での波動の時代が来るでしょう。」と

仰ってくださり、私も大きなパワーを頂きました。

実は11月23日(祝日)両国のKFCホールにて、

波動時代への序幕出版20周年記念イベントを行う予定で、

そのイベントに比嘉先生を講師としてお招きして、

放射能問題をテーマとした講演をして頂きます。

 

波動技術やEM技術を持ってすれば、

いかなる問題も解決できるという事をお伝えしたいと思います。

彼らのいう「波動」は物理的実体のないものなので、ヒッグス粒子とはなんの関係もないだろうが、「波動技術やEM技術を持ってすれば、いかなる問題も解決できる」とここでも波動とEMの万能性が自慢されている。たいしたものだ。

EM批判記事への驚くべき批判

出口俊一氏

朝日新聞青森版のEM批判記事に対し、DNDメディア編集長の出口俊一氏なる人物が下記のようなEM擁護記事を書いている。なお、DND(デジタルニューディール)のサイトには比嘉氏の連載「甦れ!食と健康と地球環境」が掲載されている。

菊池氏は、万能性をうたっていること自体が、非科学的だ、とEMを容赦しない。万能性ってその定義にも触れず、具体的な指摘も記事にはない。だれも万能性なんかうたってないでしょうに。菊池氏が「非科学的だ」といったのが見出しにもなった。故意に強調されているように感じた。ひどい見出しだ。菊池氏が「殺人的だ」と言ったら、「殺人的だ」と見出しになるのだろうか。新聞の怖さを見た思いですね。

だれも万能性なんかうたってないでしょうに」?? 昔から開発者の比嘉氏が万能を謳っているので問題視されているのだが、出口氏はそのことを御存じないのだろうか?

Webから無断引用し、原文を改ざんして比嘉先生の談話のようにみせかけるのは、いかがなものか。これはでっち上げというのか、歪曲というのか、いずれにしても大きな問題をはらんでいることは確かだ。

 

その引用の仕方も悪意に満ちていた。「重力波と想定される波動による」とは、それだけ抜き取ると、いかにも記事に言う、現代科学とは相いれない非科学的な独自理論という印象を与えるのに十分な仕掛けだ。

タイトルにも「Webから無断引用の疑い」とあるが、著者に無断で引用するとなにか法律的な問題でもあるのだろうか?ネットは基本的にリンクフリーだ。引用されるのが嫌ならネットでは情報公開しないことだ。引用には好意的なものもあるだろうし、批判的なものもあるだろう。「批判的な引用だけ許可しない」というわけにはいかない。

「重力波と想定される波動」が「現代科学とは相いれない非科学的な独自理論」でないというのなら、いったいなんだというのだろう?いずれにせよ、ちゃんと合理的に説明できるようなものとは思えない。

なお、出口氏の上記の記事については「warblerの日記」で事実確認が行われており、『出口氏の批判記事の中で取り上げられていた青森市立西中学校の校長先生に取材をすると、事実と異なることを書いていたのは出口氏の方であることが分かりました』と結論されている。

出口氏からメールによる質問状が届いたようだ。

批判されるのが嫌なら、ネットで文章など公開しないことだ。基本的にネットはリンクフリーなので、批判する場合も賞賛する場合も本人に確認する必要はとくにない。

以下のエントリも参照。

この人物、比嘉氏に心酔してEMシンパをしているだけの人物なら笑ってすませられるのだが、どうもそうではないのだ。この春「理科の探検」という雑誌にニセ科学を批判する特集が組まれた際、その中でEM菌を批判する記事を書いた北海道の著者に、埼玉からわざわざ面会を求めて行ったというし、それ以前にも片瀬久美子氏というかたの書いた記事に文句をつけ、面会して、おそらく脅そうとしたようだ。( http://d.hatena.ne.jp/warbler/20131101/1383307986 )。アグレッシブすぎる。blogに載るくらいだから他にも裏では色々やっていることだろう。要するにやってることはヤクザそのものである。記事に対して記事による反論ではなく、著者と面会して個別撃破しようとするスタンスは、そもそもジャーナリストですらない。(ちなみにこの記事の筆者は何を言われても絶対に面会には応じないだろう)

比嘉照夫

2012年8月21日、「実践活動・比嘉照夫氏講評と今後」という動画がYoutubeにアップされたようだが、現在は削除されている。その中の比嘉氏の発言は、上記「Zutto_3のブログ」のエントリで文字おこしされている。その中から一部比嘉氏の発言を抜粋しておく。

YouTube 【実践活動・比嘉照夫氏講評と今後】」より、「EMを叩いた学者グループは、twitterを見れば全部わかるので、裁判に引っ張り出して徹底的に叩こうと思っている」と述べている部分。

少なくとも年間1% あ〜被害はあると見たとした時 ですね EMグループ年間 5 いあ 大体 EM 研究者も入れると 50億ありますから 1年間 5,000万 で〜ま〜 15年ですから 7億5千万 日本土壌肥料学会に 賠償要求をします 

 

同時にEMの名誉回復と謝罪をさせる と 今 弁護士を通して その準備をしていますそして あの〜 大阪大学の菊池さ〜ん(笑) なんかが つい最近もEMが アレにもコレにも効くから嘘だ っと書いてある訳なんですね それは検証もしないでそんな事していて(笑)(フフフ)

 

その根拠が 土壌肥料学会  同時に アレにもコレにも効くって言うのが 科学的根拠が無いって言ってる訳ね じゃぁ放射能(笑)だって 全部ちゃんと出来ていて しかるべき あの〜検査をしても 全てきちっと再現性があって だから彼らの発想が遅れているのに それで叩いて しかも現実には 効果ありますよと協力をして これで沢山の人が生活をしている訳ですよね 

 

で〜だから これはある意味では被害を受けている訳ですが 具体的にどうだという 証拠を突きつける事が出来なかった

でも 朝日新聞の あ〜青森支局から出たお陰で ですね (フフフ)今度は一網打尽に〜 ""で 今度は ほのEMを叩いた学者グループに対しても 7億5千万ぐらい賠償要求をしよう と

 

これは も グループになってるっていうのは twitter で見りゃぁ全部わかってますので この人達を 全部名前引き出して ですね 裁判に引っ張り出して こ〜んどはもう徹底的に叩こうと思っています 

YouTube 【実践活動・比嘉照夫氏講評と今後】」より、「我々を貶めるような事があったなら、フジテレビを爆破します」と述べている部分。

昔 フジテレビ取材したら ほ〜んに ちょっとの所だけ捕らえてね 反対派の意見 いっぱい載せて 私を叩いたという そういう事をやりましたので 

 

いや〜 フジテレビ 昔 そんな事やりましたよね〜 あの時は若くて もう とてもじゃ無いけどね あの〜(うん) 殺し屋頼んで 記者を殺そうと(フフフ)思ったけどね(ウフン)出来なかった(エヘッ)(フッフッフ)でも今は 力があるからね 

 

フジテレビ一社 爆破するのは訳ない(ヒャッハッハ)(ウフ)(ハハハ)

 

あれ 検証無き反論 我々(うん)に対してですね あの〜 我々がやっている事を 現場なり 色んな所で検証した上で反論するんなら もし我々が間違ってるなら 我々は勉強します 

 

それをせずに 従来の理論とか 感情論でね これをコメントしてね 我々を 貶めるような事があったなら 私は もう どんな事しても フジテレビを爆破します(ンハッ)(フッフッフ)(クックックッ)

EM研究機構

朝日東京本社が陳謝?

この記事に対する批判は以下のエントリも参照。