日本における動向(911陰謀論)
2008年、911陰謀論は日本においてちょっとしたブームになっており、民主党参議院議員の藤田幸久(Yukihisa Fujita)氏が国会で取り上げていたりなんかする。ところが、日本における陰謀論者の主張は、誰かの受け売りにすぎないため、海外では既に論破されている場合が多い。
藤田幸久議員のサイトの以下のページで、国会で行われた911陰謀論に関する質疑応答の内容や映像を見ることができる。
- 「外交防衛委員会における藤田幸久の質疑議事録」 2008年1月10日
- 『参議院外交防衛委員会「9.11同時多発テロの検証」についての質疑映像』 2008年1月10日
- 「米国同時多発テロに関する質問主意書」 平成20年1月24日
- 「米国同時多発テロに関する再質問主意書」 平成20年2月12日
- 「米国同時多発テロに関する第3回質問主意書」 平成20年3月27日
- 『外交防衛委員会における藤田幸久の質疑議事録「クラスター爆弾/ 思いやり予算 /911真相究明問題」』 2008年4月24日
- 『「クラスター爆弾問題/思いやり予算問題/9.11真相究明」についての質疑映像』 2008年4月24日
藤田議員の発言の問題点については、「PULL IT (ボーイングの行方)」の「参議院外交防衛委員会 2008年1月10日 藤田議員の指摘の問題点」と「藤田幸久 (911陰謀論)」を参照。
911自作自演説は「死者への冒涜」と厳しく非難する大阪大学サイバーメディアセンターの菊池誠教授のブログの該当エントリにも、同じような主張を繰り返す陰謀論支持者が入れ替わり立ち替わり現れ、「無限ループ」状態になっていたが、2009年にはもうほとんど騒ぎは起こっていない。
2004年9月放送の「ビートたけしのこんなはずでは!!、9.11 テロ 4年目の真実」(テレビ朝日系列)でも陰謀論が取り上げられているが、これは大勢の犠牲者が出ている事件であり、何も知らない芸能人が無責任な発言をするようなバラエティ番組で扱うべき話題ではないだろう。
また、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』のアメリカ同時多発テロ事件陰謀説の項目においても、陰謀論者の主張が述べられているだけで、これに対する反論は掲載されていない。これに対し、英語版の「9/11 conspiracy theories」では詳細な議論が展開されており、その差は歴然としている。さらに「9/11 Truth Movement」という項目もある。このように、日本にはまだ伝わってきていない情報や正しく伝わっていない情報がまだ膨大にあることがわかる。Skeptic's Wikiはその一部をカバーしているにすぎず、「911陰謀論」関連の項目は、今後も長期にわたって加筆されていく予定である。
911陰謀論の終焉
またもや週刊朝日の2010年9月17日号に「9.11から9年 国際情勢解説者田中宇が語る いまなお消えない9つの謎」(p.119-121)というタイトルの記事が掲載された。
しかし、その内容には一切新しい情報はない。今までに論破ずみの主張を壊れた蓄音機のように繰り返すばかりである。毎年新しい人間は生まれてくるわけで、お題目のように無意味な主張を繰り返していても、何も知らない人がときどき引っかかって、それなりに信者獲得はできるのだろう。しかし、それ以上の進展はない。
よって、Skeptic's Wikiは勝手ながら、ここに「911陰謀論の終焉」を宣言する。911真相究明運動が、何かの流れを変えるような大きなうねりになることは、もはやない。かつては隆盛を極めた911陰謀論も、数ある無意味な陰謀論の1つにすぎなくなった。もちろん、もし、なんらかの「真相」が究明されれば、この宣言は撤回されることになるが、そうなる可能性はまずないだろう。証拠がなければ、噂は噂にすぎない。
以下のリンクも参照。
- 「いまなお消えない9つのトンデモ説(『週刊朝日』9月17日号 について)」 PULL IT (ボーイングの行方) (2010/09/11)
記事の詳しい批判は「PULL IT (ボーイングの行方)」にゆずるとして、ここではこの記事の「ダメさ加減」について簡単に述べたいと思う。
まず、相変わらず、ツインタワーは『自由落下に近いスピードで崩れ落ちた』などとしてあるが、前回と同様、タイトルバックには、剥がれ落ちた外壁が建物自体の崩壊より先に下に落ちていく写真を使用している。
WTCの残骸は「ただちに撤去作業が行われた」としているが、あれだけ大量の残骸を「ただちに撤去」することなどできない。撤去作業は数ヶ月にわたり翌年まで続けられ、その間、多くの消防官や警察官が遺体の捜索活動を行っていた。現場には多くの建築・解体業者も出入りしていた。それなのに、なぜ誰も制御解体の痕跡に気付かなかったと言うのだろう?
相変わらず、「ペンタゴンの穴は小さすぎる」とも言っている。頑丈な建物に旅客機がぶつかった場合、必ずしも飛行機の形そのまんまの穴が開くわけではない。
相変わらず、「ビン・ラディンは911テロの容疑で指名手配されていない」とも言っている。しかし、そもそも立件しやすい容疑をまず最初に挙げるのが普通ではないのか?
相変わらず、「ハイジャック犯の何人かは人違いだった」としている。たしかに初期の報道には人違いがあった。しかし、「最初に発表されたのと同じリストを、FBIは使い続けている」などということはない。ハイジャック犯のリストは、Skeptic's Wikiでも「テロリストとアル・カーイダ」にまとめてあるので、具体的な名前を挙げて、誰が「人違い」なのか、ちゃんと指摘してほしいものだ。
相変わらず、こんなヘナチョコなことばかり言っているのであれば、「911陰謀論の終焉」と言われても仕方ないであろう。
映画「ZERO:9/11の虚構」
なお、この記事で宣伝されている映画「ZERO:9/11の虚構」については以下の「PULL IT (ボーイングの行方)」のページを参照。
- 「ビデオ『ZERO:9/11の虚構』について」 (2010/09/04)
- 「ビデオ『ZERO:9/11の虚構』について (2)」 (2010/09/11)
- 「ビデオ『ZERO:9/11の虚構』について (3)」 (2010/09/18)
- 「ビデオ『ZERO:9/11の虚構』について (4)」 (2010/10/03)
- 「『ZERO:9/11の虚構』について (5)」 (2010/10/10)
- 「ビデオ『ZERO:9/11の虚構』について (附録)」 (2010/10/03)
以下のような評もある。
- 「「9.11」の真相が明らかに?!映画『ZERO:9/11の虚構』が読み解く真実とは…」 石村 研二, greenz.jp, 2010/09/17
『この映画で語られていることには眉唾なことも多くありますが、…』と書かれてあるとおり、普通の感覚があれば、911陰謀論は眉唾が多いということぐらいは、誰にでもすぐにわかる。
その他。
- 「Zero: An Investigation Into 9/11」 Peter Bradshaw The Guardian, Friday 22 August 2008, guardian.co.uk
第4回911真相究明国際会議はどうなった?
2010年には、第4回911真相究明国際会議は開催されなかった。とうとう、日本でも911陰謀論商売は金にはならなくなったようだ。
「911事件を考える連続イベント」
2011年2〜3月「911事件を考える連続イベント」なるものが開催されることとなった。
- 「ZERO:911の虚構」を観る:2月6日(日) 鑑賞劇場 テアトル梅田
- 市民社会フォーラム第58回例会「911事件を科学的に観る 世界貿易センタービルの崩壊に関する数値解析的検証」:3月13日(日)14:00〜16:00(13:30開場) 会場:関西学院大学・梅田キャンパス1405(14階)、講師:磯部大吾郎さん
- 市民社会フォーラム第59回例会「911を検証する公開討論会 ―WTC3つのビル崩壊とペンタゴン攻撃を中心に―」:3月19日(土)13:30〜16:30(13:00開場)、会場 阿倍野市民学習センター講堂、出演者:菊池誠、きくちゆみ、西牟田祐二
これに先立ち、「911事件を検証する公開討論会Wiki」なるものが公開されている。
以下のエントリも参照。
- 「募集: ジョーンズのナノテルミット論文の解説」 kikulog、2011/2/10
- 「『ZERO 9/11の虚構』」 kikulog、2011/2/10
- 「「911事件を検証する公開討論会Wiki」について」 PULL IT(ボーイングの行方)
- 「『検証 陰謀論はどこまで真実か』」 市民社会フォーラム, 2011.02.21 Monday
その後
- 「911公開討論会」 kikulog, 2011/3/22
- 『digital ひえたろう』編集長の日記★雑記★備忘録,
- 「『911公開討論会』@大阪阿倍野」 2011年3月21日 03:57
- 「『911公開討論会』@大阪阿倍野(その2)」 2011年3月23日 01:21
- 「『911公開討論会』@大阪阿倍野(その3)」 2011年3月26日 03:53
- 「『911公開討論会』@大阪阿倍野(その4)」 2011年3月27日 02:29
上記のエントリによると、西牟田祐二教授は、きくちゆみ氏と共同で40分間の報告を行う予定だったが、きくちゆみ氏が飛行機に乗り遅れたため、西牟田氏が1人で行ったそうだ。(きくちゆみ氏は、菊池誠教授の講演中に到着。あとで10分のトークをした)
しかも、西牟田氏は、前半で「5mの穴はよく調べてみると間違いで、もっと大きい穴が開いていることがわかった。しかし、それでも飛行機の翼長より小さい」という話を熱弁し、残りの20分ほどはリチャード・ゲイジのビデオ(Blueprint for truth)を流して終了だったとのこと。
もはや、この二人は、真面目に911事件の「真相を究明する」つもりはないようにも見える。いったい今後どうするつもりなのだろう? 本当に911陰謀論は終焉を迎えたようだ。
911の真実を求める日本の科学者の会
2010年4月18日、京都大学で「911事件検証@京都大学」というイベントが開催され、京都大学大学院経済学研究科教授の西牟田祐二氏と長崎大学教授戸田清氏により「911の真実を求める日本の科学者の会」の設立宣言がなされた。また、「朝日新聞社への公開質問状」なるものが公表された。
このイベントには、立命館大学の藤岡惇教授やきくちゆみ氏らも参加しており、「911の子供たちへ」という学生の自主製作映画が上映された。その後、きくち氏の講演やリチャード・ゲイジらAE911TruthのDVDの上映などがあった。最後の公開討論においては、質問を用紙記入で募集していたので、以下のような質問をしてみた。
- もし、自作自演が事実ではなく、テロが本当だったとしたら、イラク戦争は正当化されるのか?
- 自作自演だとしたら、WTCに突入した飛行機は誰が操縦してたのか?
- ペンタゴンに突入したのが77便でないのであれば、77便はどこに行ったのか?
まず最初の質問に対するきくち氏の答えは、「自作自演が事実であろうとなかろうと、イラク戦争は正当化できない」というものであった。おそらく、この考え方は正しい。なぜなら、大量破壊兵器はイラクで発見されていないし、サダム・フセインはアル・カーイダを支援したという証拠もない。自作自演説など持ち出さなくても、イラク戦争の不当性は論証できる。ならば、なぜ今さら自作自演説を語る必要があるのだろうか?
2、3番目の質問に対する答えは、「質問する相手が間違っている。陰謀を実行した人に聞いてください」といったものであった。しかし、陰謀を実行した者がどこにいるかわからない以上、自作自演説支持者にこうした質問をする以外に選択肢はない。
その後のアフターセッションと懇親会で議論になったのは、以下のような話題。
- WTC7が倒れる前に、WTC7が倒れたとBBCが報道したのは陰謀の証拠
- 溶けて固まったナノサイズの鉄の球体が制御爆破の証拠
- グリフィン博士によると、WTC7の倒壊の最初の2秒間が自由落下だったのは、制御解体の明らかな証拠
これらに対して以下のような反論を、参加していた「ながぴい」(Skeptic's Wiki編集者)は行った。
- BBCの報道は誤報である。CNNも同じような報道をしている。隠蔽しなくてはならない陰謀をなぜわざわざ報道機関に知らせるのか?WTC7が倒壊したのは5時20分ごろだが、もうすでに3時ごろには、WTC7は倒壊するかもしれないとFDNYが予測していた。
- 制御解体でナノサイズの鉄の球体が生成するというのであれば、実際に発生するのか確かめないといけない。もちろん、それ以外の原因で発生しないという対照実験もしなくてはいけない。
- WTC7に関しては、誰も制御爆破解体の爆音を聞いていないし、録音も残っていない。陰謀論支持者は見せないけど、建物の倒壊以前に、屋上のペントハウスの東側が崩れたのが、内部ではすでに崩壊が始まっていた証拠。
「PULL IT(ボーイングの行方)」の以下のページも参照。
- 「「911の真実を求める日本の科学者の会」設立宣言」 (2010/05/22)
- 「陰謀論者が朝日新聞に公開質問」 (2010/05/21)
ホームページ
2010年9月、HPが出来上がったようだ。しかしまあ、「塗るだけサーメイト」のグリフィン博士や段ボール箱芸人リチャード・ゲイジの言うことを、無批判に鵜呑みにする「科学者」が、今後いったいどのような活躍をするのか、注目していきたいと思う。
「これからの活動」を見てみると、『911事件に関する自然科学的、社会科学的、人文科学的分析の総合をめざす。』と書いてあるが、具体的にいったい何がしたいのだろう?「真相究明をめざす」と書いてなかったのは意外である。
会の活動
自由民権記念館での『真実への青写真』解説講演
2010年9月4日、高知市の自由民権記念館において、西牟田教授が、リチャード・ゲイジが販売しているDVD『9/11:真実への青写真』についての解説講演を行った。その様子を以下のブログエントリで読むことができる。
- 「9.11は、アメリカ政府の陰謀か?」 小倉文三、JanJan Blog, 2010年 9月 5日 14:11
また、テルミットというアメリカのロスアラモス国立研究所などで開発された特殊な爆発物が存在し、それはアメリカ軍が厳しく管理しているという話があった。
この記述はナノサーマイトの間違いだろう。テルミット自体は、ロスアラモス国立研究所で開発されたわけでもないし、とくにアメリカ軍が厳しく管理しているというわけでもない。
日本応用心理学会第77回大会特別シンポジウム
日本応用心理学会第77回大会において、「テーマ 9.11の子どもたちへ」【9月11日(土)16:00〜18:00】という特別シンポジウムが開催されたようだ。
2001年9月11日にアメリカで起こされた「同時多発ビル爆破事件」の基礎資料の検証をもとに、国がどのようにして戦争を作っていくかに迫り、子どもたち・大人たちの生命・健康・発達を守り育てることのできる社会のあり方について考えます。近年、建築学・物理学・化学・経済学・政治学・社会心理学の諸分野からのアプローチによって、9.11事件が単なるテロではなく、高性能の爆発物を用いたツインタワーほか関連ビルの「爆破制御解体」であったことが明らかにされつつあります。この特別シンポジウムでは、それらの最新の研究成果を紹介するとともに、政府を支持する世論が、映像資料等を利用した情報操作によってどのように作り出されていくかを検証します。これらの検討をもとに、国際平和を求める人々の切実な願いを受けとめて、普遍的な価値を発見し尊重し共有していく人間諸科学のひとつとして、心理学がどのような意義と役割をもつかについて討議します。このシンポジウムが、9.11を経験したこの地球に生きるすべての子どもたちに、新たな未来を開く貴重なメッセージとなることを願っています。
『「爆破制御解体」であったことが明らかにされつつあります』とは、いったい何を根拠に言っているのであろうか?『映像資料等を利用した情報操作によって』このような虚構を作り出しているのは、911陰謀論のほうなのではないのか?
長崎放送における戸田清教授の発言
- 「NBC長崎放送 報道センター 「論争続く米同時多発テロ」 2007/9/14」 kokuba9, YouTube, 2008年02月20日
上記のYouTubeの動画で、戸田教授の911同時多発テロに関する主張を見ることができる。しかし、戸田教授の発言にはおかしな点が多いと考えられるので、Skeptic's Wikiとしては、以下のような質問を長崎放送と戸田教授に対して公開したいと思う。
- 1.戸田教授は、アメリカでハイジャックが起こった際、空軍は戦闘機をスクランブル発進し、ハイジャック機に対して翼を振って合図を送り、誘導して着陸させるが、もし、これに対し「反応がなければ、ハイジャック機を撃墜してもいい」と言っている。しかし、民間人が人質となったハイジャック機を米空軍が「反応がない」という理由だけで撃墜するのだろうか? もしも、米軍のハイジャック対応のマニュアルとして、そのような命令が存在していたのであれば、出典を明らかにすべきである。
- 2.さらに戸田教授は、911当日、戦闘機の「スクランブル発進がなかった」とも言っている。しかし、911委員会の報告によると、NEADSがオーティス基地のF15ジェット戦闘機をスクランブルしたのが8:46、ラングレー基地の戦闘機がスクランブルしたのは9:24のことである。これらの報告を否定する根拠を明らかにすべきであろう。
- 3.さらに、「標準的な警戒体制がその日だけ停止していたのはおかしい」と言っているが、米国本土防空網の「標準的な警戒体制」とはどういうものだったのか説明すべきである。米ソ冷戦終了後、アメリカを空から戦闘機や爆撃機で攻撃するような仮想敵国は存在しなかった。
- 4.WTCのツインタワーについては「数週間前から、数百か所に爆薬を仕掛けて、ですから、よくあの、老朽化したビルや野球場の計画解体、制御解体と言うそうですけども、あれと同じような方法でやったんではないかと。そうしないと説明がつかないことがたくさんある」とも言っているが、その根拠は?そんなに多くの場所に誰がどうやって、誰にも気づかれずに、爆薬を仕掛けたのか?
- 5.「世界一厳重に警備されてるペンタゴンですからね。で、そこにそもそもぶつかるのがおかしいので。迎撃ミサイルが出るはずなんですけどね」と言っているが、ペンタゴンに迎撃ミサイルがあったという根拠は?いったい何を迎撃するためのミサイルなのだろう?敵機は国境や海洋を越えて米国本土までやって来なくてはならないのだから、国境線や海洋上で迎撃すればいいはず。わざわざペンタゴン独自の迎撃ミサイルを用意しておく必要はない。繰り返しになるが、当時、米国本土を空爆するような仮想敵国は存在しなかったのである。
- 6.「米軍の飛行物体であれば、味方ですよという信号を出してますから、ペンタゴンの迎撃システムは働かないですね」とも言っている。これは「敵味方識別装置」(Identification friend or foe)のことを言っているようだ。民間航空機でこれに相当するものは、air traffic control radar beacon system (ATCRBS、航空交通管制(用)レーダービーコンシステム)である。しかし、77便のトランスポンダは、ハイジャック犯によって切られていた。また、地図を見ればわかることだが、ペンタゴンのすぐそばにはロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(Ronald Reagan Washington National Airport)が存在し、そこから飛び立った飛行機から眼下にペンタゴンを見わたすことができる。たとえば、以下のYouTubeの動画を参照。
- 「Washington National Airport - takeoff over Pentagon」 polehill, YouTube, 2007年07月20日
- 「Taking off: Reagan National Airport, Flying over Pentagon.」 cmstaten, YouTube, 2007年02月23日
「世界一厳重に警戒されているペンタゴン」の上空を旅客機が普通に飛んでいたことがわかる。はたして「ペンタゴンにぶつかったということは、それが旅客機ではなくて米軍の飛行物体、あるいは飛行機とかミサイルとか」などと本当に言えるのだろうか?
「日本の科学者」誌上での論争
- 「南雲和夫論文に反論する」 戸田清、成澤宗男、日本の科学者、p.36-41, Vol.45 No.4 April 2010
- 「「9.11テロ」陰謀説に対する批判的検討」 南雲和夫、日本の科学者、p.38-42, Vol.44 No.1 January 2009
- 「”変な反論の解説”みたいなもの」 PULL IT (ボーイングの行方) 2010年4月18日
- 「『日本の科学者』2010年4月号 戸田清・成澤宗男「『日本の科学者』2009年1月号の 南雲和夫論文に反論する」についての質問書」 PULL IT (ボーイングの行方) (2010/05/23)