波動
「波動」とは科学用語であり、普通に力学の教科書などにも登場する。理化学辞典(第5版)によると、波動とは波と同義語であり、空間的にも時間的にも変動するような場の運動のことをいう。科学雑誌「ニュートン」の2009年1月号には「波動」の特集が組まれたが、これは波としての物理学上の波動(音、電磁波、地震波など)のことであり、オカルト的な波動とは関係がない。
これに対し、疑似科学的な「波動(オカルト)」とは、科学や物理学の波動の意味も断片的に含むが、基本的には別物である。疑似科学的な「波動」は、『あらゆるものが放射しているとされる何物かであり、霊気のようなもの』のことである。(文献1) 「水は答えを知っている」においては、「よい言葉」が放射する波動によりきれいな水の結晶が生じるとされる。また、個人の波動を測定することにより、その人の健康状態がわかり、「よい波動」を「転写」した水を飲むと健康状態が改善されるという主張もある。ホメオパシーやベンベニスト博士の「デジタル生物学」(「水の記憶」事件を参照)との類似性が高い。
個々の原子も固有の波動を放射しているとされるが、これがもしも事実だとすると、波動放射により原子はそのエネルギーを徐々に失い、もともとの状態を保持できなくなると考えられる。初期量子力学の原子の惑星モデルでは、電子が原子核の周りを回っていると、負電荷をもつ電子はその運動により電磁波を放射するので、運動エネルギーを失い徐々に原子核に近づいていき、最後には核に落ち込んでしまうことになる。たしかに高エネルギーの励起状態に電子がある場合は、光(電磁波)を放出してよりエネルギーの低い状態に遷移する。最低エネルギー状態では、原子核の形成するクーロン・ポテンシャルの中を、電子の波動関数は不確定性原理により非局在化して広がっているが、角運動量を持たず、これ以上電磁波を放出することはない。つまり、原子が常になんらかの「波動」を放射しているとは考えられない。もしそういった放射が実際に起こっていれば、科学者はもう既に何らかの方法でそれを検出し、発見しているだろう。
波動測定器
米国のロナルド・ウィンストック(Ronald Weinstock)が開発したという波動測定器「MRA」(Magnetic Resonance Analyzer、共鳴磁場分析器)という装置が存在する。似たような名前のものに医療現場で実際に使われているMRI(Magnetic Resonance Imaging、核磁気共鳴画像法)というものが存在するが、これはまったく異なる装置なので、混同しないよう注意が必要だ。MRAの原理は、「人間の感情や臓器をはじめ、あらゆる物や毒素は固有の波動を持っているので、その波動の共鳴周波数を調べることによって、どんな病気でも探りあてることが出来る」というものだ。(文献1と2)
MRAのような波動測定器を用いて「波動カウンセリング」ということが行われている。MRAには生体の健康維持に関連する波動情報が2000項目以上プログラミングされており、波動を測定する事で体内のエネルギー・バランスの乱れを検出する作業を行う。文献2によると、MRAには様々な物体や毒素などに固有の共鳴磁場を、4桁か5桁のコードによって表現できる機能があるとされているそうだ。その後、測定で得られた結果をもとに選択された「波動情報」を「波動水」に「転写」し、その水を繰り返し飲む事で、人間が本来持っている自己治癒能力の活性化が促される。(文献3)
MRAやこれに類似した装置についてはフリーライターの福本博文氏が調査し、別冊宝島334「トンデモさんの大逆襲!」に「波動汚染」という記事を書いている。(文献2) その結論は『波動測定器は、インチキだった。つまり、「波動」そのものも業者が捏造したものにすぎなかったのだ』というもので、同志社女子大学の左巻教授の著書「水はなんにも知らないよ」(文献1)にも引用されている。福本氏によると、「サトルエネルギー学会」という団体が波動測定器について調査し、次のようなことがわかった。
- 微弱な磁気を測定する装置があるように言われているが、そんな回路は何一つない。
- コードは表示器に数字が出るだけで、その他の部分には何もつながっていない。機械の周波数、電圧、電流などにはいっさい関係がない。コードネームは、デタラメにつけた無意味なものである。
- 出てくる音とコードは何の関係もない。音を出す装置は、掌に押し当てる金属球との間の電気抵抗のみによって決まる周波数の発振器からなっており、オペレーターの意志によって周波数を自由に変えることができる。
- 科学的に言って、転写される構造はまったくない。
これはサトルエネルギー学会の調査委員会が製作した内部文書らしいのだが、福本氏がどのようにしてこれを入手したかは定かではない。装置の出す音は押し当てる強さにも依存するようで、波動機器関連の業者はブラインドテストをやりたがらないとのこと。
おもしろいことに、波動測定器には波動を測定できるような回路が含まれていないことは秘密でもなんでもないようで、古川彰久という人物の著書『知らないうちに強くなる―無限のパワーを生む「波動脳力」』(文献13、p.87)には、つぎのような開き直りともとれる記述がある。(文献11)
サトルエネルギー学会とは、「波動」の研究者とその実践者によって構成された波動研究の組織で、「サトル」は英語の「subtle」(微弱な)と日本語の「悟る」を兼ね合わせたもの。つまり、微弱なエネルギーとして捉えた「波動」の研究を押し進めることによって、より深く「波動」の意義を悟ろうという意味合いの学会です。
増田さんと私も、この会に入会しました。この会で一番大きな課題となったのは、波動の測定をする器機がどのような原理でつくられているのか、そして、まずそのことを世の中に示すべきではないか、ということでした。
そこで、いわゆる波動測定器と言われているLFT、MRA、QRS、MAX、MIRS等の器機を持ち寄り、それぞれの構造や測定の原理等を検討しました。その結果、どの測定器の構造も基本的には変わりなく、それぞれの測定器自体はセンサーを持っていないということが判明しました。つまり、LFTについて増田さんがはっきりさせたように、いわゆる波動測定器と言われているものは、どれも測定者がセンサーとして機能し、器機そのものは道具にすぎないということです。
バイオシーパルス事件
『「波動水」賠償提訴へ』:朝日新聞の記事
2008年5月15日の朝日新聞(大阪13、14版)に『「波動水」賠償提訴へ 高齢者や障害児母 病気回復「うそ」』という記事が掲載された。(東京13、14版には掲載されていなかった、文献6) 16日までこれに対応するネット上の記事は見当たらなかったが、17日asahi.comに『「障害が治る水とだまされた」 主婦ら販売会社を提訴へ』(2008年05月17日14時06分、現在はリンク切れ)という記事が掲載された。
この記事によると株式会社「バイオシーパルス」(福岡市博多区)は、「体内に微量の電流を流し、体の波動を測ることができる」という「波動測定器」(約60万円)や、その「波動エネルギー」を転写し、それぞれの人に合った水が作れるという機器「パワーウェーブ」(約18万円)などを、2000年頃から会員制で販売していた。購入者が「会員」となり、別の購入者を紹介した場合には紹介料が得られ、数多く購入すればランクが上がって紹介料も上がる仕組みになっていた。
同社とその社長に対し、一部の会員(障害児の母親ら約80人)が近く損害賠償請求訴訟を起こす見通し。(つまり、まだ提訴されていない) 代理人の弁護士は、計約2億6千万円の損害を確認したとしている。原告は知的障害がある子供の母親や高齢者で、まず同社と社長そして「日本波動科学研究会」に対して、総額1億円の賠償を求めて東京地裁に提訴する方針。「日本波動科学研究会」は「波動エネルギー」を研究して会員に情報を提供していた。
被害者側の主張は以下のようなものである。
- 同社側は機器を販売する際、『波動の伝わった正しい情報を持つ水を1日2リットルほど飲めば、痛みが消えたり、病気が治ったりする』などと謳っており、このようなウソの宣伝で高額な製品を買わされた。
- 「パワーウェーブなどを大幅な割引で購入でき、ほかの人に再販売すれば利益が得られる」などと言われ、約600万〜5千万円の契約をした。この際、もし商品が売れなくても、同社が販売すると説明された。
これに対し、「バイオシーパルス」側の反論は以下のようなものである。
- 病気が治るなどと一度も言ったことはない。販売方法も違法ではないと認識している。
- 朝日新聞の取材に対して同社の社長は「ごく一部の販売員たちが医療行為のようなことをしていただけ。私は波動をあくまでも民間療法だと説明しているし、研究会がやっていることは研究なので違法ではない。販売方法も問題はないと考えている」と説明した。
- 社長は「訴訟準備を進めている方については、解約に応じるつもりだ。しかし、返金できるのは、30%の解約料や販売マージンなどを差し引いた分。内容を精査するのに時間がかかる」と話している。
J-CASTニュースの記事『「ガン治ること無い」メーカーも認める 「波動水」という不思議商品』(2008/5/22)によると、J-CASTニュースの取材に対し、バイオシーパルス側は、なぜ訴えられなければならないのかわからないとして、次のように話したそうだ。
水の波動で健康が維持できるという商品のため、製品の箱には『病気やガンが治るとかいうことは無い』というステッカーを貼り、販売員にも、病気の治癒を期待するお客様には売らないでくれ、と指導してきた。
(病気が治るなどの)オーバートークが販売員にあったことは確認している。それを完全に無くせなかったのは当社のせい、と言われましても・・・
「波動水」に取引停止命令
「連鎖販売業者【(株)バイオシーパルス】に対する業務停止命令及び指示について 」(文献4)によると、経済産業省は、連鎖販売取引業者である株式会社バイオシーパルスに対し、特定商取引法違反(不実の告知など)を理由に、2008年5月28日から六ヶ月間、業務の一部を停止するよう命じた。さらに、「パワーウェーブ(波動情報発生器)」、「ウェーブクリエーター(波動情報入力器)」と称する家庭用電気機械器具で、波動情報が水に伝わるとしていることには、科学的に明確な根拠がない旨を各販売店及び消費者に速やかに周知するよう指示した。
同社の勧誘員は以下のような不実を告げて勧誘を行っていた。
- 「この波動水を飲むと病気が改善する」
- 「アトピー、糖尿病は時間はかかるけど波動水を飲み続けると改善される」
- 「癌の人で余命半年と言われていた人でも波動水を飲んで、今は改善してピンピンしている」
さらに文献4には勧誘事例が3件報告されており、同社の勧誘員が言葉巧みに消費者に販売員になることを勧め、1セット数十万円もする機械を5セットから10セットも購入させる手口が紹介されている。
同社の平成19年度の売上高は34億円(!)だったそうだ。
この取引停止命令にともない、バイオシーパルス社のサイトには、「行政処分に関するお詫びとお知らせ」が掲載された。その「弊社波動商品に関する注意事項」には以下のように書かれてある。(原文には「ウェーブクリーター」と書かれてあったが、これは誤字だと思われるので、ここでは「ウェーブクリエーター」に修正した)
「パワーウェーブ(波動情報発生器)」、「ウェーブクリエーター(波動情報入力器)」は、家庭用電気機械器具であり、医療器・治療器ではありません。また波動情報水は、波動磁場が水に印加されているということは科学的に証明されているものの、個別の波動情報がどのように水に伝達されているのかということは、科学的に明確に証明されていません。
さらに「バイオシーパルスの波動情報水に対する考え方」の【まとめ】には、以下のように書かれてある。
しかし、今、製造会社により、理解と関心を持った科学者と共に研究が進められ、解明されつつあり、いずれこの事実が証明されるに至ると弊社は確信している。またこのように、波動が科学的に否定されるものではないと弊社は考えている。
バイオシーパルス社は、「波動水」の非科学性を部分的にしか認めておらず、その研究は現在も進行中であると主張しているようだ。
テレビに「波動水」登場
2008年5月29日、関西のニュース情報番組「ミヤネ屋」(よみうりテレビ)でバイオシーパルス社の「波動情報水」が取り上げられた(追跡…根拠なき“病治る水”謎の業者を直撃)。同番組ではこの件に関して、3ヶ月間にわたって取材していたそうだ。(文献9、10)
被害にあった障害者の母親が登場し、「透析をされてる方が、もう透析はまったくしなくてよくなったとか、癌が治りましたとか」言われたと証言している。さらに業者は「障害の子供さんを治したくないんですか?」と言い、ほかの人を勧誘すれば紹介料がもらえて経済的にも楽になる、と説明して販売員になることを勧めたようだ。バイオシーパルス社の説明ビデオには「健康を維持増進するための強力なアイテムとしてお勧めしている」と、「波動情報水」を絶賛する医師も登場する。
ところが、とうの母親によると、「未だかつて、まったく効果がなかったというのが正直なところですね」とのこと。
番組には法政大学の左巻健男教授が登場し、科学的にいって「波動」というようなものが水の中に「転写」されることはないと説明している。さらに大阪大学の菊池誠教授も登場し、パワーウェーブ、ウェーブクリエーター、波動測定器などの機器を分解し、解析している。
波動情報水を作るというパワーウェーブ(約17万円)の中には3つの電磁石が入っていおり、それが互いに切り替わるという仕組みになっていた。同番組では、この装置では水に何の影響も与えることができないと結論している。ウェーブクリエーター(約31万円)は単純なデータの記憶装置だった。さらに、波動測定器は被験者の波動を測定しているのではなく、測定者の皮膚の電気抵抗を計り、それに応じて電子音を出しているだけだった。菊池教授は自分の手の皮膚に測定器を当て、いろいろな音を出してみせている。被験者が持つ金属棒にはなんの意味もないとのこと。
番組では科学的根拠を見つけることができなかったが、番組からの質問にバイオシーパルス社は以下のように答えている。
- ”波動”の根拠は?:「波動」については科学的根拠があると考えています。
- ”波動水”に変化するのか?:変化します。さまざまな実験に基づいたデータによって科学的根拠があると聞き確認しております。
ところが、バイオシーパルス社の社長が同年3月に内部に向けて出した配布文書には「日本では科学的根拠や医学的根拠は残念ながらありません」と書かれており、質問の回答とは矛盾している。「日本ではない」のなら、海外では根拠があるのかというと、アメリカで開発されたというだけのことらしい。
バイオシーパルス社から同番組に抗議文が届き、その内容は、科学的に明確な根拠はないが、いくつかのデータを持ち合わせており、現在も研究を進めている、というものだった。結果が出てないものを何十万で売るのか?という疑問の声とともにこのコーナーは終わっている。
補足
菊池教授は「波が動けば波動だし、音波も波動だし、光も波動だし… だから、科学の立場からいえば、そんなもの(波動)はないので…」とちょっとよくわからないことを述べている。本人の弁によると、以下のようなことを言った(本人もよく覚えていない)のだが、編集の都合上カットされてしまったらしい。(文献8)
波動という言葉自体は普通の言葉で、振動が伝わるものならなんでも波動です。たとえば音も光も波動です。しかし、業者の言う波動というのはそのような物理学の波動とはまったく違い、実在しません。ありていに言えば妄想です。
事件の影響?
こうした一連の事件の影響なのかどうかはわからないが、「日本波動医学協会」を名乗る団体が、「日本エネルギー医学協会」と名称を変えたりなんかしている。
「バイオシーパルス」、薬事法違反の疑いで強制捜査か?
NHKニュースの「薬事法違反の疑い 強制捜査へ」(リンク切れ、2009年11月27日 5時55分)によると、福岡県警察本部は、福岡市の健康器具販売会社「バイオシーパルス」を薬事法違反の疑いで強制捜査に乗り出す方針らしい。
警察などの調べによると、バイオシーパルスは、「パワーウェーブ」などの電気器具で生成した「波動水」を飲めば糖尿病やガンが治るとして、これらの電気器具を1セット数十万円で販売していた。バイオシーパルスは、一昨年9月期の決算で34億円の売り上げがあり、警察はこうした資金の流れについても調べる方針だそうだ。
- 「強制捜査」 Archives, 2009/11/27
注意:この強制捜査のニュースはその後続報がなく、どうも誤報だったようだ。
関連リンク
- kikulog
- 「ミヤネ屋の反響(バイオシーパルス)」 2008/6/9
- 「波動の連鎖販売に取引停止命令(追記あり 5/28) 」 2008/5/27
- 「波動ビジネスで損害賠償請求へ」 2008/5/15
東京都による調査
「「波動・情報転写による効果・性能をうたった商品」の表示に関する科学的視点からの調査結果について」(文献14)によると、東京都では、販売事業者に対し、表示の根拠となる客観的事実等に関して、景品表示法に基づく報告の徴収等を行い、当該販売業者から提出された回答について、専門家の助言を得ながら科学的視点からの検討を行ったそうだ。
その調査結果の概要は次のとおり
(1) 情報転写水や波動水により、自己回復機能や自然治癒力などが強化され、健康をサポートするようにうたっているが、効果・性能に関する資料の提出がなく、客観的な根拠に基づくものとは認められなかった。
(2) 「有害波動・異常波動」の中和、バイオレゾナンスセラピー(波動調整)、乱れた波動の矯正などをうたっているが、表示の根拠として提出された資料からは不明確であり、客観的事実に基づくものとは認められなかった。
「消費者へのアドバイス」は以下のとおり。
今回、調査した「波動・情報転写による効果・性能」をうたった商品の効果・性能表示は、客観的事実に基づくものとは認められないものでした。事業者からの情報だけをうのみにせず、一見、科学的な根拠に基づくかのようにみえても、多角的に情報を収集したり、東京都消費生活総合センターに相談するなどして、商品やサービスを合理的に選択するようにしましょう。
詳細は「調査結果<PDF>」を参照
William Nelsonのニセ医療装置
「水からの伝言」の江本勝氏が波動機器を販売していることは有名だが、ホメオパシー業者も波動機器を販売しているようだ。NATROMの日記「ホメオパシージャパンが販売する波動機器 クォンタム・ゼイロイド」(2009-06-05)によると、ホメオパシージャパン株式会社は「Quantum Xrroid-SCIO / クォンタム・ゼイロイド【スキオ】」なるものを260万〜330万円で販売している。ところが、この装置に科学的根拠はなく、米国食品医薬品局(FDA)は、その開発者のウィリアム・ネルソン(William Nelson)に、装置の販売および虚偽の主張を行うことを禁止する命令を出したらしい。ところが、彼はこれを拒否したため重詐欺容疑で起訴されたが国外逃亡した、とのこと。ところが、その後、ネルソン氏はハンガリーのブタペストを拠点に、米国内を含め、世界的規模で同様のインチキ装置の販売業務を展開している。
ネルソン氏のインチキ商売に関しては、The Seattle Timesが報じている(文献15)が、その詳しい解説を「忘却からの帰還」の以下のエントリで読むことができる。なお、文献16によると、ニセ医療装置EPFXを改良したものがクォンタム・ゼイロイド(QXCI)らしいのだが、どうも明確な違いはないようだ。
- 「ニセ医療装置EPFX (1)」 2008年07月30日
- 「ニセ医療装置EPFX (2)」 2008年07月31日
- 「ニセ医療装置EPFX (3)」 2008年08月01日
下記の「カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー」のページには女装した「ビル・ネルソン」の写真が掲載され、「クライアントの潜在意識にアクセスし、クライアントが言葉にしない情報を読み取ることを可能とする強力なサポートツール」として「QX-SCIO」の宣伝がなされている。
- 「9/17(土)・18(日)・19(月・祝)「ビル・ネルソン氏/ 由井寅子学長 9月講演会」」 2011, College of Holistic Homoeopathy
ラジオニクス
参考文献とリンク
- 「水はなんにも知らないよ」 左巻健男著、ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 別冊宝島334「トンデモさんの大逆襲―科学信仰の呪いをぶっ飛ばす,世紀末維新の志士たち」、p.40-52 「波動汚染」、福本博文
- 株式会社「I.H.M.」の「波動カウンセリングの実際」のページや「波動医科学総合研究所」のサイトを参照。
- 「連鎖販売業者【(株)バイオシーパルス】に対する業務停止命令及び指示について 」:経済産業省、平成20年5月27日(火)
- 「特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する取引停止命令(6か月)について」:平成20年5月27日、経済産業省 九州経済産業局
- お茶大富永研究室の「ゲストブック兼掲示板」のスレッド:「波動水の紛争」(2008-05-15 20:03)、「 大阪13版です」(2008-05-16 18:18)
- 「波動ビジネスで損害賠償請求へ」:kikulog (2008/5/15)
- 「波動の連鎖販売に取引停止命令」:kikulog (2008/5/27)
- 「1「アトピー 花粉症 肝臓がん 狭心症 学力アップのコード番号の情報転写」 波動情報水」:YouTube
- 「2「自分の電気抵抗を測っている 波動測定は熟練者ではなくサジ加減」 波動情報水」:YouTube
- 「サトルエネルギー学会」:健康本の世界
- 「サトルエネルギー学会」:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 『知らないうちに強くなる―無限のパワーを生む「波動脳力」』 古川 彰久 (著) 、文芸社 (2001/06)
- 「「波動・情報転写による効果・性能をうたった商品」の表示に関する科学的視点からの調査結果について」 東京都生活文化スポーツ局消費生活部取引指導課表示指導係
- 「How one man's invention is part of a growing worldwide scam that snares the desperately ill」 By Michael J. Berens and Christine Willmsen, Originally published November 18, 2007 at 12:00 AM, The Seattle Times
- 「Some Notes on the Quantum Xrroid (QXCI) and William C. Nelson」 Stephen Barrett, M.D., Quackwatch, September 4, 2008